プラス1

ジムに行かずに捻転力を高めるセルフ背筋トレ

2021/02/04 13:00
広背筋を強く(提供:ぱくたそ、撮影:すしぱく)

スイングにおける回転、捻転動作は下半身の捻りによって生み出されます。パワーをクラブに伝えるには体幹を固定する筋力が重要になります。背中の筋肉で捻転力を大きくできれば、スイングスピードや飛距離をアップすることができます。

トレーニングマシンを使わないと鍛えにくいと思われがちな背筋ですが、やり方を工夫するだけで自宅でも十分に鍛えることができます。

リバースエルボープッシュアップ

リバースエルボープッシュアップ(提供:ケアくる)

1. 仰向けに寝て、ひざを90度に曲げます

2.ひじを曲げて、わき腹につけます

3.お尻を地面につけたまま、ひじを支点に体を起こします
※この時、肩甲骨を寄せるように意識しましょう

4. 上体を起こして3秒間キープして、元の位置に戻します

5.10回×3セット行います

タオルシーテッドロウ

タオルシーテッドロウ(提供:ケアくる)

1.タオルを用意し、長座位姿勢をとります

2.タオルの両端を持ち、タオルを両足にかけます

3.両手でタオルを引き、ひざを曲げます
※肩甲骨から引くように意識しましょう

4.ゆっくりと元の位置に戻します

5.15回×3セット行います

Tシェイプ トランクエクステンション

Tシェイプ トランクエクステンション(提供:ケアくる)

1.両手を肩の高さで広げ、床にうつ伏せになります

2.手のひらを下に、両腕を体の横に真っ直ぐ伸ばします
※肩甲骨を寄せることを意識してください

3.姿勢をキープしたまま、肩甲骨から持ち上げるように上体を起こします

4.ゆっくりと元の位置に戻します

5.10回×3セット行います

自重の負荷で鍛えることが可能です。いずれも肩甲骨を意識することでトレーニング効果をアップすることができます。これらを週3回行うことで、スイングスピードや飛距離アップに近づきます。ぜひ、チャレンジしてみてください。

(協力/ケアくる

■ 小松聖政(こまつ・きよまさ) プロフィール

全米公認アスレティックトレーナー/柔道整復師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本のスポーツチームや、アメリカの大学のスポーツチーム等でアスレティックトレーナーとして、治療やトレーニング、コンディショニングの経験を積む。スポーツパフォーマンスに特化した知識・経験を活かして、トップアスリートからスポーツ愛好家、トレイナーをサポートしている。