ジムに行かずに捻転力を高めるセルフ背筋トレ
スイングにおける回転、捻転動作は下半身の捻りによって生み出されます。パワーをクラブに伝えるには体幹を固定する筋力が重要になります。背中の筋肉で捻転力を大きくできれば、スイングスピードや飛距離をアップすることができます。
トレーニングマシンを使わないと鍛えにくいと思われがちな背筋ですが、やり方を工夫するだけで自宅でも十分に鍛えることができます。
リバースエルボープッシュアップ
1. 仰向けに寝て、ひざを90度に曲げます
2.ひじを曲げて、わき腹につけます
3.お尻を地面につけたまま、ひじを支点に体を起こします
※この時、肩甲骨を寄せるように意識しましょう
4. 上体を起こして3秒間キープして、元の位置に戻します
5.10回×3セット行います
タオルシーテッドロウ
1.タオルを用意し、長座位姿勢をとります
2.タオルの両端を持ち、タオルを両足にかけます
3.両手でタオルを引き、ひざを曲げます
※肩甲骨から引くように意識しましょう
4.ゆっくりと元の位置に戻します
5.15回×3セット行います
Tシェイプ トランクエクステンション
1.両手を肩の高さで広げ、床にうつ伏せになります
2.手のひらを下に、両腕を体の横に真っ直ぐ伸ばします
※肩甲骨を寄せることを意識してください
3.姿勢をキープしたまま、肩甲骨から持ち上げるように上体を起こします
4.ゆっくりと元の位置に戻します
5.10回×3セット行います
自重の負荷で鍛えることが可能です。いずれも肩甲骨を意識することでトレーニング効果をアップすることができます。これらを週3回行うことで、スイングスピードや飛距離アップに近づきます。ぜひ、チャレンジしてみてください。
(協力/ケアくる)
■ 小松聖政(こまつ・きよまさ) プロフィール
全米公認アスレティックトレーナー/柔道整復師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本のスポーツチームや、アメリカの大学のスポーツチーム等でアスレティックトレーナーとして、治療やトレーニング、コンディショニングの経験を積む。スポーツパフォーマンスに特化した知識・経験を活かして、トップアスリートからスポーツ愛好家、トレイナーをサポートしている。