女子プロレスキュー!

タオルを挟む練習って何がイイの? 井上りこ

2019/10/30 05:00

「アイアンのミート率UP」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーIさんの悩み】
「5番と6番アイアンの飛距離の差がほとんどありません。ロングアイアンのミート率を上げるには、どういう練習をすれば良いですか?」

井上りこのレスキュー回答】
クラブが長くロフトが立っているクラブでは、ボールはつかまりにくくなります。番手なりにしっかり飛距離を出すために、私が普段行っている練習メニューは、タオルを両わきに挟む練習法です。

1. 手打ち防止につながる

多くのアマチュアが陥りやすいトップの形(画像右)

以前からタオルを挟む練習法は効果があると言われてきましたが、今回は具体的にその利点をご紹介します。まず考えられるのは、手打ちが防げること。両わきが開いてしまうと手だけでクラブを上げ、手だけでクラブを振り下ろしてしまいます。

2. ミート率が格段に上がる

理想的なコンパクトスイングが身につく

両わきが締まると体とクラブの一体感が生まれ、ミート率が格段に上がります。トップでは右わき、フォローでは左わきが開かないように、タオルを落とさず上体を回せるようになれば、分厚いインパクトができるようになります。

3. 方向性もアップする

意識はフォローまで。フォロー以降はタオルが落ちてもOK

フォローでは手元の位置が低く、やや物足りなさを感じるかもしれませんが、しっかりミートできれば飛距離はフルスイング時と変わりません。むしろオーバースイングにならず、ボールもコントロールできるので、方向性も改善されますよ♪

【今回のまとめ】タオル練習の3つの利点

「体と腕の一体化がポイントです」

手打ち防止につながる。
ミート率が格段に上がる。
方向性もアップする。

取材協力/鬼ノ城ゴルフ倶楽部

■ 井上りこ(いのうえ・りこ) プロフィール

1993年4月10日生まれ、福岡県出身。実家がゴルフ練習場を営んでいたこともあり、9歳でゴルフをはじめ、坂田塾で腕を磨く。沖学園高校、大手前大学と進み、2017年にプロテスト合格。今年7月のステップアップツアーで初優勝。来季はレギュラーツアーでの活躍を目指す。

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