女子プロレスキュー!

冬の薄芝でもダフリ知らずアプローチ 荒川侑奈

2020/01/15 05:00

「冬の薄芝でのアプローチ」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーXさんの悩み】
「冬場、グリーン周りの芝の薄い場所からのアプローチが苦手です。どうすれば対応できますか?」

【荒川侑奈のレスキュー回答】
芝が薄くなるとソールが滑りにくく、ウェッジのバウンスが使えずダフリやすくなります。少しでもヘッドがボールの手前に入ってしまうと、ダフってしまうので、クリーンにボールをヒットすることが求められます。

1. 手首の角度を固定する

手首の角度が崩れると上体が起き上がり、わきが緩む(×画像右)

ボールをクリーンにヒットさせるには、手首の角度を固定して体の回転で打つことがポイントです。上体の起き上がりやわきの緩みを生まないように、アドレスでつくった手首をキープしたままインパクトを迎えましょう。

2. ボールは少し右足寄りに置く

右足内側の正面(延長線上)に置く

クリーンにボールを当てる意識が強いほど、手先でヘッドをコントロールしてしまい、ダフリのミスが出やすくなります。アドレスではボール位置を真ん中より、やや右足寄りに置き、事前にダフリを予防しておくことが肝心です。

3. ウェッジを使い分ける

グリーンから近い場合はロフト50度、遠い場合は58度を使用

状況に応じて2本のウェッジを使い分けます。グリーンから距離が近ければ、ロフトが立っているPWやAW。グリーンから遠ければロフトの寝ているSWを選びます。ウェッジを使い分け、同じスイングでも出球の高さを変えることが狙いです。

【今回のまとめ】薄芝は絶対に手先を使わない!

手首の角度を固定して体の回転で打つ

手首の角度を固定する。
・ボールは少し右足寄りに置く。
ウェッジを使い分ける。

取材協力/サザンヤードカントリークラブ

■ 荒川侑奈(あらかわ・ゆな) プロフィール

1995年10月28日生まれ、千葉県出身。9歳でゴルフをはじめ、2015年には「日本女子オープン」に出場。笑顔が絶えない明るいキャラクターでゴルフ番組やレッスン誌にて人気を博す。20年は中国・台湾など海外ツアーに参戦予定。サザンヤードカントリークラブ所属。

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