女子プロレスキュー!

自宅で飛距離アップできる意外な練習法 馬場ゆかり

2020/07/08 05:00

「素振りを続けても飛距離が伸びない人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーGさんの悩み】
「自粛期間中に素振りを毎日していましたが、相変わらず飛距離が伸びませんでした…。家でできる飛距離アップのための効果的な練習法はありますか?」

馬場ゆかりのレスキュー回答】
「クラブで何回も素振りを行うことも重要ですが、飛距離アップのためには、土台となる体幹づくりが必要です。今回は特に自宅でできる、意外と誰も行っていない効果的な素振りをお教えします。

1. 腕じゃない!やはり体幹を鍛えるべき

スイング中は腹部に力を入れるという馬場

そもそも飛距離を伸ばすには、体幹の強さが欠かせません。理由は、スイング中に体の軸が左右に倒れず、効率よくクラブを振り切れること。また、遠心力を存分に使えることで、ヘッドスピードを最大限まで上げることができるからです。

2. ひざをつくと腹筋が使える

大きく振り上げる必要なし。ハーフスイングで

おすすめの練習法は、ひざを床につけて行う素振りです。通常の素振りでは両足の動きに頼ってしまい、体幹を鍛えられるほど負荷が掛かりません。ひざをついた素振りでは、腹筋の力がないとスムーズにクラブを振ることができなくなります。

3. 縦振りのイメージをもつ

練習用の超短尺クラブなどで行うと邪魔にならない

ひざをついて素振りをする際の注意点は、縦に振るイメージをもつことです。両足で立っていない分、前傾角度を深く保つのが困難になるため、どうしてもクラブが倒れて横振りになり、インサイドインのスイング軌道になってしまいます。

何回も行っているとこのようになりがち…

縦に振るイメージでスイングプレーンを固めてください。テークバックでは左手の甲、フォローでは右手の甲が、体の正面を向くような感覚です。縦振りのスイングを身につけると、ミート率も上がり、飛距離ロスが激減しますよ♪

【今回のまとめ】ベッドの上でもできる練習法♪

「床の上だとひざが痛いという人は布団やクッションの上で(笑)」

・腕じゃない!やはり体幹を鍛えるべき。
・ひざをつくと腹筋が使える。
・縦振りのイメージをもつ。

■ 馬場ゆかり(ばば・ゆかり) プロフィール

1982年生まれ、福岡県出身。9歳から競技を始め、2002年プロテストに合格。11年「日本女子オープンゴルフ選手権競技」を含むツアー通算3勝。現在は千葉県の森永高滝カントリー倶楽部にて行っているラウンドレッスンが、多くのゴルファーから好評を得ている。

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