女子プロレスキュー!

ホースを使えば飛距離は伸びる! 吉川桃

2020/07/29 05:00

黄金世代から注目の実力派が登場!

小柄ながら切れ味の良いショットが武器

今回からアベレージゴルファーの悩みに答えてくれるのは、1998年生まれで黄金世代の一人である吉川桃プロだ。レギュラーツアー初優勝を目指す吉川プロは、安定感のあるスイングが持ち味。彼女が教えてくれる即効性のあるレッスンを学んでいこう。

「飛距離が伸びない悩み」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーBさんの悩み】
「他の人と比べてドライバーのティショットが飛びません。飛距離を伸ばすにはどうすれば良いですか?」

吉川桃のレスキュー回答】
飛距離を大きくロスする要因は、振り遅れにあると考えています。振り遅れを起こさないために、自分のタイミングをつかむことが重要です。そのために私は、ホースを使った素振りを取り入れています。

1. 自作ホースで素振りを行う

父の繁典さんが作成してくれたというお手製ホース練習器具

ホームセンターで購入したホースに、ゴルフグリップを付けた自作の練習器具を使っています。素振りをする際のポイントは、トップのポジションをしっかりつくること。十分な捻転をしているか判断するために、軟らかいホースが適当なのです。

2. トップが不十分だとホースが垂れる

ホースだからこそ捻転不足や振り遅れが明確に

上体の回転が不十分だと、バックスイングの途中でホースは垂れてしまいます。トップで背中にホースの先がポンッと当たるぐらい捻転させましょう。またダウンスイングでは、体の正面にホースが戻るまで体を開かせない意識も重要です。

3. 前傾角度のキープは必須

おへその辺りをキュっと締める感覚だと◎

スイングで気をつける点は、前傾角度のキープです。特に切り返し以降で、全身の力が抜けて上体が抑えきれず、起き上がっている人を多く見かけます。腹部とお尻に力を入れ、上半身と下半身を一体化させるイメージで振るように心がけましょう♪

【今回のまとめ】ホースだから気付くことが多い♪

散水用ホースの両端にリシャフト用接着剤を付けてグリップを挿入すれば完成

自作ホースで素振りを行う。
・トップが不十分だとホースが垂れる
前傾角度のキープは必須。

取材協力/G7カントリー倶楽部

■ 吉川桃(よしかわ・もも) プロフィール

1998年生まれ、栃木県出身。11歳からゴルフを始め、2017年19歳でプロテスト合格。19年にステップアップツアー「rashink×RE SYU RYU/RKBレディース」で初優勝、今季はQTランク34位の資格でツアーを戦う。自粛期間中に「ワンピース」を全巻読破するほどの漫画好き。

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