女子プロレスキュー!

前傾角度はどうしたらキープできる? 森美穂

2020/12/02 05:00

「アイアンのミート率UP」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーLさんの悩み】
「アイアンでボールを分厚くヒットさせ、強い弾道を生むためには、どうしたら良いですか?」

森美穂のレスキュー回答】
アイアンショットで分厚い当たりを生むには、ボールより先(約20cm)までヘッドを低く長く保ち続け、インパクトすることが必要です。そのためには、アドレス時の前傾角度をキープすることが求められます。

1. 前傾キープは前傾を意識してもダメ

飛ばそうと力んだ時ほど前傾は崩れてしまう

前傾角度を保とうと、前傾姿勢を意識しても、スイング中はどうしても崩れてしまうものです。インパクトでアドレスの体勢を再現しようと試みても、なかなか実現できないのは、それが要因。前傾キープは結果であり、意識することではありません。

2. 縦回転を意識する

×横回転(画像上)のスイングでは両わきも開いてしまう

意識するポイントは、上体を横ではなく、縦に回す動きです。横回転ではトップで左肩が起き上がり、上体が開いたままインパクト、または強引に閉じようとして、ミスヒットの原因に。両わきに挟んだクラブが、上下にのみ動くスイングが理想的です。

3. おへそを斜め下に向け続ける

特にフォローでおへそが上を向いてしまいがち

それでも前傾がキープできない人には、おへそを意識することをおすすめします。トップでもフォローでも、おへその向きは斜め下。腰の動きが強かったり、ボールを強引に上げようとすると、おへそは上を向いてしまうので、注意しましょう♪

【今回のまとめ】おへそ意識で前傾キープ♪

意識するのは回転イメージとおへその向き

・前傾キープは前傾を意識してもダメ。
縦回転を意識する。
おへそを斜め下に向け続ける。

取材協力/ワンウェイゴルフクラブ

■ 森 美穂(もり・みほ) プロフィール

1992年生まれ、三重県出身。2005年から中部ジュニア(12歳~14歳の部)を3連覇。07年からナショナルチームに入り、09年には日本ジュニアを制す。5度目の挑戦となった15年にプロテスト合格。今季は、ステップアップツアー「山陽新聞レディースカップ」初日にホールインワンを達成。「かねひで美やらびオープン」では18位と、ツアー優勝に向けて邁進中。

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