安定したアプローチは縦回転♪ 森美穂
「アプローチの安定感アップ」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーFさんの悩み】
「グリーン周りからのアプローチで、ダフリやトップなどのミスを出さずに、安定感をもたせる方法はありますか?」
【森美穂のレスキュー回答】14
アプローチで意識していることは、下半身をしっかり固定し、上半身の回転のみで振るということが最も重要です。私が常にグリーン周りで意識している、基本ポイントをいくつかご紹介いたします。
1. 下半身はアドレスで固める
アドレスでは目標に対してややオープンに構え、ボールを右足寄りに置くことで、自然なハンドファーストをつくります。体重は左足に乗せたまま、フィニッシュまで変えることなく、腰から上の動きだけでボールを運んでいくイメージをもちます。
2. 縦回転のイメージで振る
上半身は、両肩を縦に回すイメージで動かします。横回転では、フェースの動きや体重移動が大きくなり、ミスが起こりやすくなるからです。左足体重をキープして、前傾角度を保ったまま、左右の肩が入れ替わるように、上体を縦に動かしていきます。
3. 左腕とクラブを一体化させる
縦回転で振るポイントは、左肩からヘッドまでを一体化(同調)させ、面のような感覚をもつことです。面のイメージをもつことで、手先が固定され、安定した軌道でヘッドを動かすことにつながります。方向性も出しやすく、アプローチが安定しますよ♪
【今回のまとめ】縦に回せばリスクは減る♪
・下半身はアドレスで固める。
・縦回転のイメージで振る。
・左腕とクラブを一体化させる。
取材協力/ワンウェイゴルフクラブ

森 美穂(もり・みほ) プロフィール
1992年生まれ、三重県出身。2005年から中部ジュニア(12歳~14歳の部)を3連覇。07年からナショナルチームに入り、09年には日本ジュニアを制す。5度目の挑戦となった15年にプロテスト合格。今季は、ステップアップツアー「山陽新聞レディースカップ」初日にホールインワンを達成。「かねひで美やらびオープン」では18位と、ツアー優勝に向けて邁進中。