右耳の横からクレーターの外側に“ドン”【藤田寛之アプローチのレシピ#21/目玉のバンカーショット】
グリーン周りの名手・藤田寛之によるアプローチレッスン連載。ライ、グリーン、ピンポジなどあらゆる状況下でのアプローチの打ち方や考え方を、それぞれ細かく解説してもらう。21回目は「目玉の打ち方」について。
1.フェースをかぶせてバウンスを効かせない
目玉はボールが砂に沈んでいるので、通常のバンカーショットだとヘッドがボールに直接当たってしまいます。実際は埋まっているボールの下までヘッドを入れる必要があります。フェースを開くとソールが砂に弾かれやすいので、この場合はフェースをかぶせてバウンスが効かないようにして、ヘッドを砂にめり込みやすくします。
2.クレーターの外側にヘッドを入れる
目玉の周りのクレーターの中(ボールの際)にヘッドを入れたくなるところですが、実際はクレーターの外側のヘリ辺りにヘッドを入れてください。そうすれば、ボールの下にヘッドが到達しやすくなります。
3.畑を耕すようにクラブをタテに
畑を耕すようにクラブをアップライトに上げて、そこからボールの真下までヘッドを到達させるように振り下ろします。トップでは手が右耳の位置に収まるぐらいクラブをタテに使います。ボール位置はスタンスの真ん中。ヘッドをできるだけ強くめり込ませてください。
4.あくまで脱出優先で距離感は考えない
距離感は考えないようにしてください。この状況であれば脱出優先。アゴの高さをクリアして、グリーン上のどこかに乗っていればOKです。グリーン反対側のアプローチできるエリアまで持っていければ、及第点です。
最後にレシピのご紹介
・フェースをかぶせてバウンスを無効化
・クレーターの外側にヘッドを入れる
・畑を耕すようにクラブをタテに
・トップでは手の位置は右耳のそばに
・あくまで脱出優先
藤田寛之 プロフィール
1969年、福岡県生まれ。専修大を経て92年にプロ入り。日本男子ツアーで20代で1勝、30代で5勝、40代で12勝を挙げた“中年の星”。2012年に年間4勝をマークし43歳で賞金王に輝く。シニア入り後は23年「日本シニアオープン」で優勝。24年「全米シニアオープン」ではリチャード・ブランドとのプレーオフで惜敗した。25年は主戦場を米国に移しPGAツアー・チャンピオンズで活躍した。小技の上手さはツアープロの間でも評判。