女子プロレスキュー!

ショートパットが入るインパクトの整え方 森美穂

2021/01/13 05:00

「ショートパットの精度向上」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーFさんの悩み】
「1~2mのショートパットが入らず、スコアを崩してしまう時が多いです。何が原因で、どのように対処すれば良いのでしょうか?」

森美穂のレスキュー回答】
ショートパットでの悩みは、いろいろな要素を考慮して、深く考えすぎると泥沼になりやすいです。できる限りシンプルに考え、多くを考えず取り組む必要があります。今回は反復することで効果を得るドリルをご紹介します。

1.「2個打ちドリル」がおすすめ

ボールとボールの間がフェースセンターになるように置く

ボール2個を横に並べて置き、同時にパッティングするドリルです。2個とも同じスピードで打ち出し、ストレートに転がればOK。どちらかのボールが強く出たり、左右に曲がってしまうのは、インパクトでフェース面がズレている証拠です。

2. インパクト時のフェース向きに集中する

逆を言えば、インパクト以外は特に気にする必要なし

ショートパットが入らない一番の要因は、インパクト時にフェースの向きが安定しないこと。2個打ちドリルでうまく転がらない人は、フェースが開閉している証拠です。1~2mの距離であれば、インパクトで真っすぐ向けることに集中しましょう。

3. 腹筋に力を入れる

腹筋に力を入れる理由はショットと同じ(※詳しくは前回「打ち急ぎを直す」にて)

フェース面を真っすぐ向けるには、体の軸をブラさないことが重要です。本番ではなかなか意識できないため、2個打ちドリルの間は、体の軸を意識して練習してみてください。腹筋に力を入れ、体が左右に傾かないように、反復して練習しましょう♪

【今回のまとめ】3パット撲滅には「2個練」が効果的♪

「お腹に力を入れるのはどんなショットでも一緒です」

2個打ちドリルがおすすめ。
・インパクト時のフェース向きに集中する。
腹筋に力を入れる。

取材協力/ワンウェイゴルフクラブ

■ 森 美穂(もり・みほ) プロフィール

1992年生まれ、三重県出身。2005年から中部ジュニア(12歳~14歳の部)を3連覇。07年からナショナルチームに入り、09年には日本ジュニアを制す。5度目の挑戦となった15年にプロテスト合格。今季は、ステップアップツアー「山陽新聞レディースカップ」初日にホールインワンを達成。「かねひで美やらびオープン」では18位と、ツアー優勝に向けて邁進中。

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