女子プロレスキュー!

打つ瞬間、意識はどこが正解? 上野陽向

2021/03/17 05:00

期待のNEWヒロイン・上野陽向が登場!

「レッスン動画は初めてで緊張しました」と上野

今回から悩めるゴルファーをレスキューしてくれるのは、今年のプロテスト合格を目指す23歳の上野陽向さん。細身ながらドライバーの飛距離は240ydと、スケールの大きなゴルフが持ち味。ショットからパットまで、彼女が考える上達のポイントを学び、スコアアップを目指そう!

「飛距離が伸びない悩み」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーOさんの悩み】
「飛んだり、飛ばなかったり、ドライバーショットの飛距離にバラつきがあります。安定して飛ばすには、どうすれば良いですか?」

上野陽向のレスキュー回答】
飛距離を安定させるには、スイングの再現性が重要です。自分の体に無理のない動きで、効率よく振ることが大切。安定感を増して、いまよりコンスタントに飛距離を伸ばすために、スイング中の意識の持ち方をご紹介します。

1. スティックで素振りを行う

バットではなく軽いものを振ることで巻きつくイメージが持てる

おすすめの練習法は、スティックなどの軽くて長いもので素振りすることです。切り返し以降、スティックを体に巻きつけるイメージで振り下ろします。インパクト直後のフォロー側で、一気に加速するように振ってください。

2. ボールは全く意識しない

ボールは何となくボーっと見ているのが正解

「打つ瞬間、意識しているのはどこ?」とよく聞かれますが、答えはターゲット方向です。ボールや体の部位、クラブの動きは、ほとんど意識していません。身近な部分に意識を持たないことで、結果的に力みが抜け、スムーズな動きが取れるからです。

3. インパクトの瞬間はターゲットを意識する

ボールに合わせにいくと上体が左へ突っ込んでしまう

体重移動の意識も持たず、ターゲット方向にのみ集中することで、フォローで自然とヘッドが目標方向に走るようになります。そうすることで、上下左右の無駄な動きが抑えられ、体の軸をキープできるので、安定感を持ちつつ飛距離アップが望めます。

【今回のまとめ】打つ瞬間、意識はターゲット♪

スイングの細かなことは気にせず気持ちよく振り抜くだけ

スティックで素振りを行う。
ボールは全く意識しない。
・インパクトの瞬間はターゲットを意識する。

取材協力/飯能ゴルフクラブ

■ 上野陽向(うえの・ひなた) プロフィール

1998年生まれ、埼玉県出身。小学校の6年間はソフトボールに打ち込み、10歳の頃に父の勧めでクラブを握る。2014年に「埼玉県ジュニアゴルフ選手権」で優勝。今季21年のプロテスト合格を目指し、日々奮闘中。プロ野球好きで、読売ジャイアンツの大ファン。

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