女子プロレスキュー!

ドローボールはヘッドの上げ方で決まる 上野陽向

2021/03/24 05:00

「カット打ちで飛距離ロスの悩み」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーKさんの悩み】
「カット打ちのクセが抜けず飛距離が伸びないので、ボールがしっかりつかまるドローボールを打ちたいです。ポイントは何ですか?」

上野陽向のレスキュー回答】
私も以前までアウトサイドインのカット軌道で、飛距離を大幅にロスしていました。そんな私が実際にドローが打てるようになった経緯とともに、その解決策をお教えします。

1. クラブはインサイドから下ろす

カットに打っていた時は左を向いてオープンに構えていたという上野

ダウンスイングで、インサイド(内側)からヘッドを下ろし、ボールをつかまえたいと思っていたので、以前はヘッドをインサイドに上げていました。しかし、インに上げた反動で、ヘッドがアウトから下りやすくなっていたことに気がつきました。

2. 手とかぶる位置までヘッドを上げる

〇の位置よりやや上(アウトサイド側)ならOK

軌道のミスに気づいてから、ストレートかややアウトサイドに上げるように変えました。飛球線後方から見て、シャフトが水平になるタイミングで、ヘッドと手がかぶる位置が理想的。それより下の通過はインサイドに引いた証拠となります。

3. 切り返しはループするイメージ

ダウンスイングの軌道=バックスイングの反動と覚えよう

切り返しでは、ヘッドを軽くループさせるイメージを持ちます。旋回するほどではなく、緩やかなカーブを描くイメージ。アウトに上げたヘッドは、自然とインから下りやすくなるため、あとは惰性でボールをつかまえることができますよ♪

【今回のまとめ】とにかくテークバックが重要♪

テークバックではフェースがボールを向いている時間を長く取る

・ヘッドはインサイドから下ろす。
とかぶる位置までヘッドを上げる。
・切り返しはループするイメージ。

取材協力/飯能ゴルフクラブ

■ 上野陽向(うえの・ひなた) プロフィール

1998年生まれ、埼玉県出身。小学校の6年間はソフトボールに打ち込み、10歳の頃に父の勧めでクラブを握る。2014年に「埼玉県ジュニアゴルフ選手権」で優勝。今季21年のプロテスト合格を目指し、日々奮闘中。プロ野球好きで、読売ジャイアンツの大ファン。

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