意外と知らないユーティリティの基本 上野陽向
2021/04/07 05:00
「UTの苦手意識」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーCさんの悩み】
「ユーティリティ(以下UT)がうまく当たりません。どのようなことを意識して振ればいいでしょうか?」
【上野陽向のレスキュー回答】
UTはもともとロングアイアンの代わりに、ウッドとアイアンの要素を併せ持つ便利なクラブとして生まれたと聞きました。ただ、いまではセッティングの中に当たり前に入るようになって、ウッドなのかアイアンなのか、どちらの意識で振って良いのかが分からない、と悩む人が多いように感じます。
1. アイアンに近いイメージで振る
基本的な打ち方は同じでも、クラブが短くなると、ヘッド軌道は自然と横から縦になります。ウッドは横振り、アイアンは縦振り。ではUTは? 私は横振りだとクラブが下から入り、引っかけるミスが多く出てしまうので、アイアンに近い縦振りのイメージで振っています。
2. ボールを真上or左から見る
ウッドとの一番の違いは、スイング中のボールの見え方。ウッドはボールを右斜め上から見ますが、アイアンは真上、もしくは番手が短くなれば左側から見ることもあります。UTも真上、もしくは左から見るように心がけましょう。
3. ターフを取る意識を持つ
ウッドはボールをクリーンに当てますが、アイアンはボールとともにターフを取ります。UTもアイアンと同じくターフを取る意識でOK。アイアンのように打ち込んでも、ソール幅が大きく地面を滑ってくれるので、ダフる心配はありません。
【今回のまとめ】アイアンだと思うこと♪
・アイアンに近いイメージで振る。
・ボールを真上or左から見る
・ターフを取る意識を持つ。
取材協力/飯能ゴルフクラブ
■ 上野陽向(うえの・ひなた) プロフィール
1998年生まれ、埼玉県出身。小学校の6年間はソフトボールに打ち込み、10歳の頃に父の勧めでクラブを握る。2014年に「埼玉県ジュニアゴルフ選手権」で優勝。今季21年のプロテスト合格を目指し、日々奮闘中。プロ野球好きで、読売ジャイアンツの大ファン。
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