女子プロレスキュー!

ボールを打ってもスイングは改善しない 上野陽向

2021/04/14 05:00

「効率の良いスイングチェック」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーGさんの悩み】
「スイングの悪いクセがなかなか直りません。どうすれば、効率よく改善することができますか?」

上野陽向のレスキュー回答】
現状より上のレベルを目指して、より良いスイングに改善していくことはゴルファー共通の思いです。では、どのように練習をすれば悪いクセを効率よく直せるのか? 私はボールを打たないチェック法をおすすめします。

1. ボールを打つとチェック<結果に

多い時でこの動きを一日600回行うという上野

ボールを打ちながらスイングチェックを行うと、どうしてもボールの行方に気を取られ、肝心な体の動かし方やヘッド軌道まで頭が回りません。練習時に本来やらなければならない確認事項は、ボールを打たなくてもチェックが可能です。

2. ヘッド軌道をイメージして反復する

ヘッドを真っすぐ後ろに引く意識を持つ

私の課題はバックスイングで、ヘッドをインサイドに上げてしまう点です。クラブが寝て、フェースが開きやすくなることでミスの原因になります。スイングを改善するには、ボールを打たずに、インパクト直前までの動きを反復する練習が効果的です。

3. クラブをゆっくり動かす

意識するポジションを決めてそこにヘッドを通す

スイングチェックは、体とクラブの動きを確認できるスピードでなければ意味がありません。軌道を確認しながらゆっくり行うと、徐々に悪いクセを違和感として把握できるようになります。皆さんもボールなし練習、やってみてください♪

【今回のまとめ】打ちたい気持ちをグッと我慢♪

ボールの行方は気にしない我慢、我慢♪

・ボールを打つとチェック<結果に。
・ヘッド軌道をイメージして反復する。
・クラブをゆっくり動かす。

取材協力/飯能ゴルフクラブ

■ 上野陽向(うえの・ひなた) プロフィール

1998年生まれ、埼玉県出身。小学校の6年間はソフトボールに打ち込み、10歳の頃に父の勧めでクラブを握る。2014年に「埼玉県ジュニアゴルフ選手権」で優勝。今季21年のプロテスト合格を目指し、日々奮闘中。プロ野球好きで、読売ジャイアンツの大ファン。

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