女子プロレスキュー!

スライス防止!手の下ろすイメージを変える 大江香織

2021/05/12 05:00

昨季引退の大江香織 満を持して初レスキュー♪

プロ生活10年 ツアーで築き上げた実力者の思考術を学ぶ

今回から登場するプロは、昨シーズンをもってツアーの第一線を退き、現在はレッスン活動を精力的に行っている大江香織プロ。アマチュアを指導するようになってから、改めて気付かされることも多いと話す。そんな彼女に、多くのゴルファーが直面する等身大の悩みを聞いてもらった。

「ドライバーのスライスを防ぐ」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーFさんの悩み】
「ドライバーショットは右へ大曲がりするスライスばかり…。とにかくその日のラウンドでスライスを防ぐには、どのように打てば良いですか?」

大江香織のレスキュー回答】
スライスの主な原因は、アウトサイドインのカット軌道で、フェースが開いてインパクトしてしまうことだと思っています。いろいろな矯正方法はありますが、私のおすすめはちょっとしたイメージチェンジ。ダウンスイングでの手の下ろし方を変えてみましょう!

1. スライスの原因は早く当てたい気持ち

手が離れ気味でインパクトしている人は意外と多い

スライスの主な要因としては、早くボールに当てたいという気持ちが強くなり、ダウンスイングで手元がボール方向(体の前)に出てしまうことだと思います。これでは、クラブが外側から入るカット軌道になりやすいです。

2. 背中から手が下りてくるイメージ

体に巻きついているような下ろし方。あくまでもイメージ♪

極端なイメージではありますが、切り返しから、手元は背中側から下ろすような、あえて遠回りさせる動きがポイントです。手元をなるべく背中側=低い位置から下ろすことで、手元が前に出て当てにいく動きを抑えることができます。

3. 応急処置としてフェース被せもアリ

被せる度合いはプレーヤーの主観でOK。きっちり決める必要なし

スライスを修正する過程としては、フェースを被せて構えることも効果があります。特にラウンド中、スライスばかりでどうにもならない時には、応急処置ではありますが、少しフェースを被せることで、スライスを防ぐこともアリだと思います。

【今回のまとめ】手にヒントあり♪

物理的にスライスを防ぐ準備をすることもひとつの手!

・スライスの原因は早く当てたい気持ち
背中から手が下りてくるイメージ。
・応急処置としてフェース被せもアリ。

取材協力/森永高滝カントリー倶楽部

■ 大江香織(おおえ・かおり) プロフィール

1990年生まれ、山形県出身。7歳でゴルフを始め、宮里藍に憧れて東北高へ。2007年に「東北ジュニア」「東北女子アマ」を制し、09年のプロテストに一発合格。ツアー通算3勝。昨季に惜しまれつつも第一線を退き、現在はレッスン活動やラウンドレポーターとしてゴルフに携わる。

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