女子プロレスキュー!

「微妙につかまらない…」を素振りで直す方法 山田彩歩

2022/01/12 05:00

「原因不明でボールがつかまらないとき」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーXさんの悩み】
「いつも通りスイングしているのに、なぜかボールのつかまりが悪いと思ったとき、どんな対処法をとれば良いですか?」

山田彩歩のレスキュー回答】
私も同じようにボールがつかまらず、持ち球のフェード弾道が右に流れてしまうときがあります。考えられる原因は、いつものように振っているつもりでも、体がイメージ通りに動いていないこと。そんなときの対処法として、今回はつかまりを良くする素振りをお教えします。

1. 振り切る感覚を取り戻す「連続素振り」

10回を目安に連続で往復する

思い描いているイメージと体の動きを合わせるには、止まることなく繰り返す連続素振りが効果的です。ここでの狙いは、いつもの振り切る感覚を取り戻すこと。徐々にスピードを上げていき、リズムよく最後まで思いきり振り切りましょう。

2. 振り遅れを抑制する「ステップ素振り」

持ち球のフェードが出ないときにステップ素振りを行うという山田プロ

連続素振りでリズムを整えたあとは、上半身と下半身のバランスを整え、振り遅れを抑える素振りを行います。両足を閉じたままクラブを上げ、左足を踏み込んでからダウンスイングを始動。右足に体重が残ったり、上半身で打ちにいく人に効果的です。

3. それでもダメなら「ボールを見続ける」

練習場でできていても本番(コース)ではできていないことが多い

それでもボールがつかまらない場合は、スイングが崩れてしまっている可能性が高いです。頭が起き上がり、前傾角度が崩れているので、スイング中はボールを見続けること。基本的な方法ですが、確実にミスを防ぐには一番の近道といえます。

【今回のまとめ】素振りはスイングの特効薬♪

素振りはフォームを安定させるために最も効果的な練習法

・振り切る感覚を取り戻す連続素振り
・振り遅れを抑制するステップ素振り
・それでもダメならボールを見続ける

取材協力/鶴舞カントリー倶楽部

■ 山田彩歩(やまだ・さほ) プロフィール

1998年11月18日生まれ、北海道出身。同郷である小祝さくらと同じ黄金世代。2015、16年「北海道高等学校ゴルフ選手権」団体優勝。14、15年「国民体育大会」北海道代表に選出。同期に追いつくため、必死に挑んだ20年度のプロテストに見事合格。ゴールはプロの資格ではなく、ツアーの第一線で戦うことと目標を定めるホープ。優れたコースマネジメント力が持ち味。