女子プロレスキュー!

意識だけでは両わきは締まらない 植手桃子

2022/03/09 05:00

「アイアンのミート率アップ」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーNさんの悩み】
「アイアンの当たりが悪く、番手通りの飛距離が打てません。常にしっかりミートさせるには、どのような意識が必要ですか?」

植手桃子のレスキュー回答】
ミート率が低い人の原因は、腕の力に頼ったスイングにあると考えています。アイアンに限ったことではありませんが、スイング中に両わきが開いてしまうことで、軌道やフェース向きがバラバラに。体の回転のみで振るためには、両腕と体が離れない両わきの締まりが重要になります。

1. 両わきにヘッドカバーを挟んで練習する

ヘッドカバーだけではなくタオルやハンカチでも可

わきが締まっていれば、適正な軌道で正しい向きにフェースを動かすことができます。両わきにヘッドカバーやタオルを挟み、ボールを打つ練習がおすすめです。使用クラブはショートアイアンで、ハーフスイングで振ってみてください。

2. 低いトップで体の回転を覚える

カバーが落ちるほどのトップはオーバースイングの証

バックスイングで右わきが開くと、トップでシャフトがクロスし、極端なインサイド軌道になってしまいます。カバーが落ちないようにトップの高さを抑えることで、切り返し以降で正しいプレーンのまま、上体の回転で振ることにつながります。

3. 手元をベルトの近くに通す

両わきの締まりは意識するものではなく結果的なもの

両わきを締めようと、わきにばかり注意を払っていても、なかなか難しいものです。意識するポイントは、インパクト前後の手元の位置。手元をベルトの近くに通すことで、自然と両わきが締まり、再現性の高いコンパクトなスイングが身につきます。

【今回のまとめ】わきは勝手に締まるもの♪

朝のラウンド前 レンジで行う練習メニューとして最適

両わきにヘッドカバーを挟んで練習する。
低いトップで体の回転を覚える。
・手元をベルトの近くに通す。

取材協力/北六甲カントリー倶楽部東コース

■ 植手桃子(うえて・ももこ) プロフィール

1997年9月10日生まれ、兵庫県神戸市出身。6歳からゴルフを始め、滝川第二高校ゴルフ部時代に先輩・堀琴音を見てプロへの思いが強くなる。5回目のプロテストで合格。2021年「京都レディース」4位に。22年はステップアップツアー複数回優勝&賞金ランク1位を目指す。

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