女子プロレスキュー!

ドローボールを簡単に最速で習得する練習法 桑木志帆

2022/04/13 05:00

「ショットのバリエーションが少ない人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーDさんの悩み】
「飛距離アップとコース攻略のために、ドローボールをマスターしたいです。プロはどのような方法でドローを身につけているのですか?」

桑木志帆のレスキュー回答】
出球がスタンスのラインよりも右に出て、落ち際に左へ曲がるドローボールは、ランが出るので飛距離を稼げる弾道です。うまく活用することでスライスの悩みが減り、ショットのバリエーションが増えることで、コース攻略にも役立ちます。今回は、基本的な意識とマスターするための効率のいい練習法をお教えします。

1. 手は少し返るように動くのが正解

自然に返ってくるイメージ 無理に返すのとは違うので要注意!

意識している点は、インサイドアウト軌道とインパクト前後での手の動きです。ヘッドがインサイドから右へ抜ける動きの中で、手が少しだけ返るイメージ。打ったボールの回転軸が左へ傾き、ドロー回転がかかります。

2. クローズスタンスで練習する

上体が回転する向き=振り抜く方向は左方向

おすすめの練習法は、クローズスタンスに構えて右に打ち出し、目標方向(真ん中)に戻る弾道を打つドリル。インパクトまでスタンスに沿ってヘッドを動かし、フォロー以降で目標を意識する。手が無理なく返るイメージを習得することが狙いです。

3. 左サイドに壁をつくる

手のみの意識ではないため 引っかけずにボールをつかまえられる

ドロー打ちの練習時には、左サイドに壁をつくる意識も重要です。左サイドで力を受け止めることで、体の動きが右方向に流されることなく、手のみが緩やかに返ってくる。壁をつくることでしっかりとフェースがターンし、飛距離アップも見込めます。

【今回のまとめ】“返す”のではなく“返る”もの

意識しなくても手が返る動きができるために反復練習をする

は少し返るように動くのが正解。
クローズスタンスで練習する。
・左サイドにをつくる。

取材協力/みのるゴルフ笹ケ瀬

■ 桑木志帆(くわき・しほ) プロフィール

2003年1月29日生まれ、岡山県出身。4歳でゴルフを始め、中学3年生の時に「中国女子アマチュアゴルフ選手権」、高校3年生には石川遼主催「The “One” Junior Golf Tournament」で優勝。21年実施のプロテストに合格し、同年の新人戦を制した。カラオケが大好きで得意曲はHY「366日」。

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