女子プロレスキュー!

球数が多くても上達しない! 練習場でできるアプローチドリル 桑山紗月

2022/06/22 05:00

「効率のいいアプローチ練習」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーFさんの悩み】
「打ちっぱなし練習場で、グリーン周りを想定してボールを打ち続けても、アプローチがなかなか上達しません。どんな練習をすれば良いですか?」

桑山紗月のレスキュー回答】
距離感や方向性はフィーリングに頼る部分が多く、感覚が鍛えられる反復練習や、頭ではなくて体で覚えるポイントが重要です。今回は、練習場でも技術を磨くことができる、おすすめのアプローチドリルをお教えします。

1. 目標を見ながら打つ

初めはボールのコンタクトを気にせず練習しよう

おすすめなのは、目標を見続けて打つ練習法です。理由は、下(ボール)ばかり見ていても、距離感のフィーリングが向上しないから。バスケや野球のように、目標を見ながらボールを飛ばし続けることで、距離感と方向性を磨くことができます。

2. ソールの着地面に注意する

1Wやアイアンのようにトウが浮いている人は意外と多い

アプローチでは、ウェッジのバウンスを使って滑らすことで、ダフリのミスを防ぐことができます。ポイントは、ソール面をできるだけ平らに維持すること。ボールのつかまりを意識して、トウ側が浮いている人が多いので注意しましょう。

3. 出球の高さをそろえる

感覚的でいいので大体の高さの目安をつくっておく

マット上では、バウンスをうまく使えているのか、わかりにくいと思います。そんなときは、出球の高さを確認しましょう。いつも練習する番手をひとつ決め、高さを一定にそろえる。同じ高さで打てていれば、ヘッドの入り方が安定している証拠です。

【今回のまとめ】何気なく打っていても効果なし♪

バウンスをうまく使うことが上達のカギ♪

目標を見ながら打つ。
・ソールの着地面に注意する。
出球の高さをそろえる。

取材協力/光風台ゴルフガーデン

■ 桑山紗月(くわやま・さつき) プロフィール

1998年1月20日生まれ、千葉県出身。12歳からゴルフを始め、高校から入ったゴルフ部で本格的に競技に取り組む。4度目の挑戦となった2021年11月のプロテストに合格。今季4戦目のステップアップツアー「九州みらい建設グループレディース窓乃梅カップ」にて、最終日4打差を逆転し、プロ初優勝を挙げた。

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