「チャー・シュー・メン!」がスイングリズムの王道である理由 齊藤妙
「リズムを崩してミスが多い人」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーZさんの悩み】
「ミスショット時には、スイングリズムが速まっていると気づいてはいるものの、本番になるとなかなか一定に保つことができません…。どんな状況でも変わらず、スイングリズムを保つには、どうすれば良いですか?」
【齊藤妙のレスキュー回答】
ホールごとにレイアウトが変わると、頭の中ではわかっていても、スイングの悪いクセは出てしまうものです。そこで私は、ドライバーからパッティングまで、常に同じリズムになるように意識しています。ただ、曖昧なイメージのままだと、毎ショットを同じようにすることは困難。指標となるリズムを決め、それに合わせたプレショットルーティンで対応しています。
1. 歩くスピードと同じにする
リズムの指標は、歩く速さと同じにすること。左→右→左…と足を出すタイミングで、クラブを上げて下ろすイメージが理想です。大股でゆったり歩く派か、テンポよく歩幅を狭めて歩く派か。心地いいと感じるリズムは人ぞれぞれバラバラです。
2. 足踏みから始動する
打ち急がないためには、毎回同じ始動をすることも大切。私は腕を動かす前に、アドレス位置のまま両足かかとを上げ、足踏みを開始します。左から右足へ、2回踏み込みを繰り返したあと、テークバックを始めます。
3. 「チャー・シュー・メン!」は歩くリズムに合う
なぜ、レッスン漫画で有名な掛け声「チャー・シュー・メン!」が、多くのゴルファーに支持されているのか? それは歩くタイミングと似ているからだと考えています。また言葉を発する(イメージする)ことで、体が反応しやすくなる効果も期待できます。
【今回のまとめ】“足踏みルーティン”がおすすめ♪
・歩くスピードと同じにする。
・足踏みから始動する。
・「チャー・シュー・メン!」は歩くリズムに合う。
取材協力/飯能グリーンカントリークラブ
■ 齊藤妙(さいとう・たえ) プロフィール
2000年12月1日生まれ、東京都青梅市出身。高校から本格的にゴルフを始め、18年「大東建託・いい部屋ネットレディス」、19年「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディストーナメント」に出場。BS日テレで放送中の「ゴルフサバイバル」に出演し、人気上昇中の女子ゴルファー。夢はプロテストに合格して、全米女子オープンに出場すること。趣味は料理で蕎麦を打つことも。
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