あなたはシュ?それともドン?飛ばしのリズムを知る 押尾紗樹
「飛距離アップのためのスイングリズム」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーKさんの悩み】
「調子が落ちるとリズムが悪くなっている気がします。いつも同じタイミングで、より遠くへ飛ばすには、どうすれば良いですか?」
【押尾紗樹のレスキュー回答】
タイミングが合うリズムは、スイングの形が人ぞれぞれ違うように、プレーヤーによって千差万別です。飛距離アップを目指すには、まず自分の感覚に合うリズムを見つけることが重要です。
1.「3拍子or2拍子」を判断する
スイングリズムは、「イチ・ニイ・サン」で振る3拍子と「イチ・ニイ」で振る2拍子の2つのタイプに分かれます。練習時にそれぞれのリズムを口にしながら打ち、感覚として合うかどうか。また実際にヘッドスピードを計測して、速くなったほうを選びます。
2. 擬音や形容詞を口に出す
タイミングの合うリズムを選んだら、次はよりスピード感を出して振ることを考えます。おすすめの方法は、インパクトの擬音やイメージする形容詞を口に出す練習です。リズムは意識するより、声に出して耳で聴くほうが体は反応してくれます。
3. スインガーorヒッターで合う言葉を選ぶ
スイングタイプで最適な掛け声は異なります。フィニッシュまで滑らかな動きで振るスインガータイプなら、「シュ」や「速く」が有効。インパクトでグッとクラブを加速させるヒッタータイプなら、「ドン」「強く」「叩く」といった言葉がおすすめです。
【今回のまとめ】最適リズムで「シュ」か「ドン」か
・3or2拍子を判断する。
・擬音や形容詞を口に出す。
・スインガーorヒッターで合う言葉を選ぶ。
取材協力/こだまゴルフクラブ

押尾紗樹(おしお・さき) プロフィール
1993年生まれ、埼玉県出身。7歳からゴルフを始め、2018年から日本プロドラコン協会(JPDA)の大会に参戦。19年はドラコン日本一決定戦のアキュラシードライブ(レディース)で優勝。最長記録は377yd。ドラコンプロの活動を続けつつ、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテスト合格も目指している。