女子プロレスキュー!

「練習場では良かったのに…」の主な原因は? 松原果音

2022/11/16 07:00

「練習場とコースの差を埋めたい人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーAさんの悩み】
「練習場ではいいのにコースではダメダメ。典型的な練習場シングルゴルファーですが、どのような練習をすれば、実戦でも良い結果が出せるのでしょうか?」

松原果音のレスキュー回答】
練習場とコースでの相違はいろいろありますが、一番は正しい方向に向く難しさの違いだと考えています。実はプロでもアライメントが原因で調子を崩す選手は多いです。基本的なことですが、目安の多いマット上と何もない芝の上では、難度は想像以上に異なります。

1. マット上は目安だらけ

マットがなくなっただけで急に難しく感じる

練習場では、マットの枠や記されたラインに合わせて打てることで、無自覚に正しい方向を向いて構えられます。コースに出れば、目標へのガイドラインはありません。「練習場では良かったのに…」の主な原因は、ここにあると考えています。

2. 目標を左右に置く

目標となるピンを左右に見つけてそこに打っていく

練習場ではマットが向いている真っすぐの方向ではない位置に、目標を置くことをおすすめします。左右に目標を置き、そこに合わせて打っていけるか。どうしてもズレてしまう人は、足元にクラブを置いてチェックしても良いでしょう。

3. 飛球線と目線は平行に

目線ラインも目標へ向けてしまうのが典型的NGパターン

プレーヤーとボールには一定の距離があり、ボールと目標を結ぶラインとプレーヤー目線のラインは、平行であることが正しい向き。目線は目標のやや左が正しいイメージです。足元の向きを確認したあとは、腰と肩のラインもチェックしましょう。

【今回のまとめ】練習場で磨くべきものはショット力だけではない

足元にクラブを置いたあと後方からチェックする

・マットの上は目安だらけ。
・目標を左右に置く。
・飛球線と目線は平行に。

取材協力/有馬ロイヤルゴルフクラブ

■ 松原果音(まつばら・かのん) プロフィール

1999年7月3日生まれ、大阪府出身。10歳からゴルフを始め、「四国ジュニア」「西日本アマ」優勝を経て、ゴルフの強豪・香川西高ではゴルフ部主将を務める。高校卒業後、18年度のプロテスト不合格で一度はゴルフを諦めたが、「目標がないと人生はつまらない」と挑戦を再開。現在は飛距離アップを課題とし、精力的にトレーニングに励む。EXILE ATSUSHIの大ファン。

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