女子プロレスキュー!

寒~い冬の朝イチショットは“ミパミパ”流ルーティンで 清本美波

2024/01/10 11:00

トップ合格の現役JKプロ ドッキドキ人生初レッスン

「はぁ 寒い」手先の温めも重要です

昨年11月に行われたプロテストでトップ合格を果たした清本美波(ニックネームはミパorミパミパ)。身長153cmと小柄で細身のスタイルでありながら、ドライバーの平均飛距離230ydというパワフルさを武器に、超難関の狭き門を初受験で突破した。そんな注目ルーキーに、100切りを目指すゴルファーの悩みを聞いてもらう。人生初となるレッスンは超貴重! 永久保存版だ。

「冬ゴルフが苦手という人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーSさんの悩み】
「とにかく冬のゴルフが苦手です。朝から寒さで体が思うように回らず、1ホール目のティショットはだいたいOB…。プロはどのように回避しているのでしょうか

清本美波のレスキュー回答】
冬のラウンドは、寒さで上体が縮こまってしまい、いつものように振り切ることができません。そんな状況だからこそ、いつもと同じ状態をつくることが重要。ストレッチも素振りも、プレショットルーティン(ショット直前の決まった所作)も、常に同じ行動を取ることで、朝イチショットの成功につなげることができます。

1. 肩甲骨周りをストレッチでほぐす

厚着になりがちな冬場こそ上半身は念入りに

朝は肩周りの可動域が狭くなり、イメージ通り振ることが困難。そこで、まずは肩甲骨周りの筋肉をほぐすストレッチを行います。クラブを体の前で水平に掲げ、前から後ろに回し、さらに上体を左右に動かしてスイングの動きを反復します。

2. 左右対称の素振りを行う

クラブを2本使用することで通常より遠心力が使える

素振りは、クラブ2本(1本はいつも通り&もう1本は上下反対に)でややバランスが重い状態で振ります。右素振りの後は、逆手に持って左でも同回数を振る。左右のバランスを均等に保ち、体の軸が偏らないリセットした状態をつくることが目的です。

3. ルーティンは歩数まで決める

後方から左→右→左→右足(4歩)と決めている清本

緊張と寒さから、朝イチショットをいつもと同じ状態で臨むことは難しいです。そんなときこそ、なるべく細かなチェック項目を設けたプレショットルーティンがお勧め。私は後方からボール横に移動する歩数を4歩と決め、常に同じ状態でアドレスに入れるように心がけています。

【今回のまとめ】冬は「決まりごと」をちょっぴり多めに♪

朝イチショットまでの数分間はリズムを整えることを一番に考える

肩甲骨周りをストレッチでほぐす。
左右対称の素振りを行う。
・ルーティンは歩数まで決める。

取材協力/養老カントリークラブ

■ 清本美波(きよもと・みなみ) プロフィール

2005年生まれ、愛知県出身。6歳からゴルフを始め、地元の公立中学を卒業後、多くのスポーツ選手を輩出する誉高等学校に進学。21年「樋口久子 三菱電機レディス」ではローアマタイトルを獲得。現役高校生ながら、昨年11月に受けたプロテストにトップ合格。美容好きでメイクにかける情熱は本職のゴルフに負けないほど。

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