女子プロレスキュー!

「なんか合わない…」パットの距離感を取り戻す3つの方法 木村怜衣

2024/06/12 11:00

「パッティングの距離感で悩む人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーHさんの悩み】
「最近なんだかパットの距離感が合わず、スコアを乱し気味…。いつも通り打っているつもりなのに、原因がはっきりと分かりません。調子が悪くなったときの解決策はありますか?」

木村怜衣のレスキュー回答】
パットが不調になってくると、ストロークやパター自体に原因を求めがちですが、意外なところに原因の元が隠れていると思っています。ひとつは出球のイメージ。ボールの転がるイメージが頭の中で足りていないこと。そしてもうひとつは、ストローク中の体の重心のコントロール。今回は、この二つの意識が持てるようになる練習メニューをご紹介します。

1. 手で転がしたイメージを再現する

最初からパターで打つよりもボールへの意識が強まる

距離感の精度を上げるには、ボールの転がるスピードをどこまでイメージできるか。練習グリーンでは、ボールを打つ前に目標(カップ)を見ながら手で転がしてみましょう。転がした後に、その球威をイメージしながらストロークで再現してみます。

2. 体の重心をセンターに

最初は極端に。徐々に重心を見つける

イメージした強さで打つには、インパクトロフトを安定させることも重要です。そのためには、体の軸をブラさないこと。アドレス時に体重の中心(重心)が真ん中にあるかを確認してください。足裏を後ろ→前と上げ、どこに重心があるかを探ってみましょう。

3. 目をつぶって打つ

目に頼らないことで復調のヒントが見つかるかも

軸ブレしているかをチェックするなら、目をつぶったまま練習球を打ってください。目を開けていると、自然と体がバランスを取ってしまい軸ブレに気付きにくい。目をつぶっても安定したストロークができれば、インパクトロフトが安定し、イメージ通りの距離が打てるでしょう。

【今回のまとめ】パター不調の原因は足元にあり♪

「なんか合わない…」なら、ストロークを疑う前に足元チェック♪

・手で転がしたイメージを再現する。
・体の重心をセンターに。
をつぶって打つ。

取材協力/カメリアヒルズカントリークラブ

■ 木村怜衣(きむら・れい) プロフィール

1999年生まれ、宮城県出身。中学卒業後は宮里藍有村智恵らを輩出した東北高校へ進学。「東北女子アマ」優勝など輝かしい実績を積む。念願だったプロテスト合格は、6度目となった2023年に成就。167cmの長身を生かしたパワフルなスイングで、250yd超えの豪快なドライバーショットが魅力。漫画アニメ好きで休日は動画配信サイトを視聴することが多い。

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