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ドラコン女王が考えたスタート前にチャチャッとできる「飛ばしストレッチ」 大和田紗羅

2024/06/26 11:00

「準備不足で飛距離ロスしてしまう悩み」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーYさんの悩み】
「20~30代の若い頃は準備ナシでもしっかり飛ばせていたのに、最近は運動不足も手伝い、体の回転が足りないと感じる50代ゴルファーです。スタート前にできる飛ばしに特化したストレッチ法はありますか?」

【大和田紗羅のレスキュー回答】
もちろん柔軟体操などの準備は欠かせませんが、飛距離アップにつながるとなると少し特殊なストレッチが必要です。実際のスイングよりも上体を大きく回し、スイングアークを大きく取れるように動かしておくことが大事。今回は、特に肩周りのストレッチを重点としたドラコンプロが推奨する4つのストレッチをご紹介します。

1. 上半身のシャドースイング

目安は左右の繰り返し10往復3セット

胸の前で両腕をクロスさせた状態で、左右にスイング動作を繰り返します。ここでは上半身と下半身の捻転差をつくるのが狙い。上半身を回す段階で、下半身がつられないようにしっかりと踏ん張る意識を持ちましょう。

2. 両腕交差ストレッチ

目安は左右入れ替え10回ずつ

次に両腕を胸まで上げた状態で、左右の手のひらを上下反対に向けます。右手が上のときは左手が下、右手が下のときには左手が上。そのまま手のひらの方向に、それぞれ最大限に両腕を動かします。ここでは肩甲骨の可動域を広げることが狙いです。

3. 背伸びストレッチ

伸びたところで5秒間ストップ

次も両腕を上げるストレッチ。今度は両腕を目いっぱい上げ、頭上で手を合わせます。手を組んだ状態で背伸びの運動を行います。手が体の前に出ないように、真上よりやや後方に突き上げる点がポイント。関節や筋肉を最大限に伸ばすことに効果があります。

4. 前傾深すぎ股関節ストレッチ

左右ずつ捻りが限界のところで5秒間ストップ

最後は、両脚を180度開いた状態で両ひざに手を当てて上体を捻るストレッチです。ゴルファーならよく見る定番の股関節ストレッチですが、私は上体をできるだけ深く曲げ、肩を地面につけるイメージまで前傾を深く取ります。肩甲骨の可動域を広げるため、広背筋をやわらかくする効果を狙っています。

【今回のまとめ】チャチャッと4ストレッチ♪

朝イチからのショットが変わる

上半身のシャドースイング。
両腕交差ストレッチ
背伸びストレッチ。
・前傾深すぎ股関節ストレッチ。

取材協力/長太郎カントリークラブ【PGM】

■ 大和田紗羅(おおわだ・さら) プロフィール

1994年生まれ、福島県出身。15歳からゴルフを始め、18歳からは横田英治に師事してツアープロを目指した。22歳からティーチング活動に転身し、2021年LPGAティーチングプロA級を取得。同年ドラコン競技にチャレンジし、22年「PLDA女子ドラコン世界選手権」で日本人初となる優勝を果たした。公式最長記録は342yd。現在はYouTubeチャンネル「SARAGOLFTV」でも活躍中。

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