女子プロレスキュー!

ドラコン女王推奨ティの高さは? 飛ばしの“ちょい×3”構え術 大和田紗羅

2024/07/10 11:00

「アドレスで飛距離ロスしている人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーHさんの悩み】
「ティの高さやドライバーの構え方で、打つ前からいろいろ考えすぎてしまいます…。飛距離が伸びるベストなセッティングはありますか?」

【大和田紗羅のレスキュー回答】
スイングがプレーヤーによって様々であるように、セッティングや構え方も人それぞれ。ですが、飛距離を重視するなら高打ち出し+低スピンが条件となり、アッパーブローの軌道が欠かせません。今回は、ロフト角通りにインパクトしながら、ナチュラルにアッパー軌道になるための“ちょい足し”構え術を伝授します

1. ロングティを“ちょい挿し”

大和田は常に70㎜サイズティを使用

できるだけアッパー軌道の上昇を促すために、ボールは最大限に高くセットします。ティペグはロングサイズ(70~90mm)を使用し、ギリギリでボールが支えられる“ちょい挿し”状態がベスト。高ければ高いほど軌道のイメージが持てるので、思い切ったスイングにつながります

2. フェースは“ちょい離し”

目安はボールから10~20cm

ヘッドをソールする(地面に置く)際には、ボールからフェースを離すことを心がけています。ボールから少し遠ざけることで、最下点をボール直前ではなく離してとらえるイメージが抱けます。ボールにヘッドを近づけてしまうと体が突っ込みやすく、アッパーの逆=ダウンブローになりやすいので注意しましょう。

3. ロフトは“ちょい立て”

アッパーと聞くと右(×例)のインパクトを連想する人は多いのでは?

ボールからヘッドを離して構えると、インパクトでロフトが寝すぎてしまう危険性が考えられます。対策として、ロフトを事前に少しだけ立たせて構えること。上から見てフェース面が隠れるくらい立てておくことで、寝すぎることなくロフト角通りのインパクトが迎えられます。

【今回のまとめ】打つ前に「ちょい」×3待てよ~

飛ばしたいと思ったら3つの“ちょい”を足してみよう

・ロングティをちょい挿し
・フェースはちょい離し
・ロフトはちょい立て

取材協力/長太郎カントリークラブ【PGM】

■ 大和田紗羅(おおわだ・さら) プロフィール

1994年生まれ、福島県出身。15歳からゴルフを始め、18歳からは横田英治に師事してツアープロを目指した。22歳からティーチング活動に転身し、2021年LPGAティーチングプロA級を取得。同年ドラコン競技にチャレンジし、22年「PLDA女子ドラコン世界選手権」で日本人初となる優勝を果たした。公式最長記録は342yd。現在はYouTubeチャンネル「SARAGOLFTV」でも活躍中。

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