ついやってしまう! アドレスでの「〇〇過ぎ」3つの注意点 藤井美羽
「不調の原因がイマイチつかめていない人」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーIさんの悩み】
「スイングが固まって上達を実感しているのですが、スコアが安定しません…。スイング以外で不調の原因はどこにあるのでしょうか?」
【藤井美羽のレスキュー回答】
スイングが固まってきているのに好不調の波が激しい人は、一度アドレスを疑ってみてはいかがでしょうか。どんな球を打つのか、どんなミスが出るのか、見る人が見ればアドレスだけで分かってしまうほど、構え方は重要ポイントです。今回は、特にアベレージゴルファーの方が陥りがちな3大「〇〇過ぎる」ポジションについて言及します。
1. ハンドファースト過ぎに注意
ひとつ目はハンドファーストの度合い。ロフトを立たせて当てる意識が強過ぎて、ハンドファーストの度合いが強くなってしまう人は多いです。ロフトが立ち過ぎるとスピン量が少なくなり、弾道は低くなってしまいます。適正の弾道で飛ばすには、左脚の付け根より左サイドへ手が前に出てしまわないように心がけましょう。
2. 腰の反り過ぎに注意
良い姿勢で構えようと背筋を伸ばす意識が強い人は、反り腰を疑いましょう。腰が反り過ぎると腹筋が使えず、トップの位置で上体が起き上がってしまいやすい。腰を反った状態からやや尾てい骨を下へ下げ、お尻を下げることで前傾角度が保ちやすくなります。
3. フックに握り過ぎを注意
ボールをつかまえて飛ばしたい意識が強い人は、極端なフック(ストロング)グリップになっていないかを確認しましょう。もちろんフックグリップになり過ぎるとフックや引っかけの原因に…。正面から見て左手の人差し指と中指のナックル(拳)だけが見えるように、左右両手ともに親指と人差し指でできたシワが右肩を向くように握りましょう。
【今回のまとめ】3つの“過度”を疑おう!
・ハンドファースト過ぎに注意。
・腰の反り過ぎに注意。
・フックに握り過ぎを注意。
取材協力/知多カントリー倶楽部
■ 藤井美羽(ふじい・みう) プロフィール
2004年生まれ、愛知県出身。6歳からゴルフを始め、ジュニア時代に「中京テレビ杯中部学生」「愛知県アマ」「愛知県ジュニア」優勝。高校3年生だった22年プロテストに一発合格。昨年「山口周南レディース」では7位タイの成績を残す。ゴルフ以外のスポーツ歴はダンスとキックボクシング。趣味はピアノ、イラスト描き、アニメ鑑賞。
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