女子プロレスキュー!

「ビハインド・ザ・ボール」は結局アリ?ナシ? 体の開きを抑えるグニャグニャ矯正術 中澤瑠来

2026/05/20 11:00

「インパクト前後の正解を模索している人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーDさんの悩み】
「どうしてもフォローで体が開いて、こすり球ばっかり…。そこで、頭の位置がボールよりも後方(右)に残っている状態(ビハインド・ザ・ボール)が良いと聞き、意識しているのですが、なかなかうまくいきません。プロはどのような点を注意しているのでしょうか?」

中澤瑠来のレスキュー回答】
ボールがつかまるかどうかは、体の開きを抑える必要があると思っています。よくあるミスは、体を回転させようとして、インパクトで左腰が上を向き、前傾が崩れて体が開くこと。こうなると、フェースはどうしても開いてしまいます。今回は、体の開きを抑えるために、私が実際に行っている練習メニューをご紹介します。

1. グニャグニャ器具がおすすめ!

フジクラ「MCI プラクティス アイアン」練習用シャフトを使用

プロが使用している練習用のグニャッと柔らかいシャフトは、体が少しでも開くとボールをミートできないため、効率よく動きを修正できるおすすめの練習器具です。上体の開きを抑え、正面を向いたままインパクトを迎えるには、右足の内側で地面を蹴り、右ひざを左ひざへ寄せるイメージで体重移動していくのがポイント。右足に体重を残さないためには、上体を開かせないまま、右→左へ体重をスライドしていくことが重要です。

2. お腹と胸は切り離して考える

青の囲みがお腹(固定)、赤い円が胸(回転)

上体の開きを抑えるためには、切り返し以降のダウンスイングで、抑えようと意識するだけでは不十分です。根本的に開かないためには、事前の準備が不可欠! ポイントは、しっかり上体を回すこと。回転量が浅い分、切り返し以降で上体を回そうという意識が働き、無意識に開きやすくなってしまいます。バックスイングでは腹部に力を入れ、胸の上側(前胸部)をしっかり回転させる。胸の動きに連動するように、両腕が動く。お腹は前(ボール方向)を向けたまま、胸より上を回転していく感覚です。

3. クラブがおへそにくっ付いているイメージ

「全番手でこのイメージは欠かせない」と中澤プロ

インパクト前後のイメージは、クラブを短く持って、グリップエンドがおへそにくっ付いている感覚が正解です。シャフトが地面と平行の高さまで、その関係性が崩れずクラブを上げ、ダウンスイング~インパクトでもキープする。早い段階でグリップエンドが外れてしまうなら、手首を使っている証拠です。練習器具は頭で理解するよりも、実際に体で感覚をつかめるため、上達スピードをぐっと速める効果が期待できます。

【今回のまとめ】グニャグニャシャフトって、そういう効果があったんだ!

グニャグニャでも自然と「ビハインド・ザ・ボール」に

グニャグニャ器具がおすすめ!
お腹は切り離して考える。
・クラブがおへそにくっ付いているイメージ。

取材協力/武蔵丘ゴルフコース

■ 中澤瑠来(なかざわ・るな) プロフィール

2003年生まれ、埼玉県出身。埼玉栄高時代は岩井明愛千怜姉妹の1学年後輩としてプレー。3年時にキャプテンを務め、21年「全国高校選手権」で団体連覇を達成。25年「日本女子アマチュア選手権」で優勝し、5度目のプロテストで合格を果たした。今季の目標はステップ・アップ・ツアー優勝、レギュラーでも飛躍を誓う。

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