女子プロレスキュー!

「6番アイアン」は顔を上げずに押し込む! “いまどきロングアイアン”のトリセツ/中澤瑠来

2026/05/27 11:00

「6Iでボールが上がらないと悩む人」をレスキュー♪

練習時には5Iもバッグインしているが 実戦では外しているという中澤プロ

かつてはロングアイアンと呼ばれた4番や3番を“難しい番手”と思い浮かべたもの。しかし近年はストロングロフト化が進み、5番はおろか6番ですら難しいと感じる時代になった。6番で「球が上がらない」「止まらない」と悩むアマチュアは、どう向き合うべきなのか――。日本アマを制した実力派ルーキー・中澤瑠来プロが、考え方と打ち方のポイントを解説する。

【アマチュアゴルファーKさんの悩み】
「アイアンの上の番手でしっかりボールをつかまえられず、番手通りの飛距離が出ません…。特に最近は、6番アイアンへの苦手意識が強くなっています。どんな考え方で、どのように打てばいいのでしょうか?」

中澤瑠来のレスキュー回答】
私自身もアイアンは6番からバッグに入れていますが、シャフトが長くなるほど、芯でボールをとらえる難度は上がります。だからこそ練習では、「6番がしっかり打てれば、他の番手も問題なし」と考え、いちばん時間をかけるクラブになっています。そんな6番を攻略するコツは、とにかく“自分でボールを上げにいかない”ことに尽きます。

1. 構えた形に戻すだけ

上げにいくとインパクトロフトが寝てしまう(画像右×)

アイアンの飛距離に差が出ないなら、全体的にボールが高く、ロフト通りに打てていないことが考えられます。自分でボールを上げにいくので、短い番手はどうにかなっても、長くなるとインパクトロフトが寝て前に飛ばなくなります。アイアンは高さを出すのではなく、一定の距離を打つクラブ。インパクト時は、全ての番手でアドレスの形に戻すことを重視しましょう。

2. ヘッドが抜けていくのを見続ける

顔の向き=フェース面と思うこと

ロフト角通りのインパクトを迎えるには、目線がポイントです。ボールの先をヘッドが抜けていくのを、しっかりと目で確認してから弾道を追うようにしましょう。インパクト前に顔が上がってボールを追ってしまうと、体の右サイドが下がり、フェース面は開いてしまいます。顔の起き上がりとフェースの開きは連動している。ロングアイアンでは特に顔は下(ボール方向)を向け続ける意識が重要です。

3. 押し込むイメージを持つ

クラブが長いほど“押し込む”意識がポイント!

イメージとしては、ボールを“払う”のではなく“押し込む”感覚が正解。インパクトでは、フェースを上に抜こうとせず、ターゲット方向へ長く押していくイメージを持つことです。そうすればロフト角が適正に働き、打点が安定しやすくなる。重要なことは、無理に高さを出そうとせず、クラブ本来の性能を信用することです。とにかく自分で上げない意識を持つことが、上番手のアイアン攻略のカギとなります。

【今回のまとめ】インパクトロフトを重視する

構えた形に戻すだけ。
・ヘッドが抜けていくのを見続ける
押し込むイメージを持つ。

取材協力/武蔵丘ゴルフコース

■ 中澤瑠来(なかざわ・るな) プロフィール

2003年生まれ、埼玉県出身。埼玉栄高時代は岩井明愛千怜姉妹の1学年後輩としてプレー。3年時にキャプテンを務め、21年「全国高校選手権」で団体連覇を達成。25年「日本女子アマチュア選手権」で優勝し、5度目のプロテストで合格を果たした。今季の目標はステップ・アップ・ツアー優勝、レギュラーでも飛躍を誓う。

中澤瑠来'sレスキューの記事 記事一覧