“3パットさせないストローク” 山里愛
2015/07/08 09:00
「40パット」越えなら、ストロークを疑おう!
【アマチュアゴルファーの悩み】
「狙ったところに打てず、1ラウンドのパット数が40打を超えることも…。基本的なストロークの仕方を教えてください」
3パットを何度もしてしまう人は、ストロークが不安定な場合が多いです。せっかく狙いを定めても、そこに打ち出せなくてはカップインの確率は激減します。私がストロークで気をつけているポイントをお教えします。
パットは「小さなショット」と考える!
私は、パッティングはあくまでも「小さなショット」と考えています。ショットの軌道と同じく、手先ではなく大きな筋肉を使うと効果的にストロークを安定させることができるのです。
打つ距離はショットと比べて短いので、手首だけでも打ててしまいますが、それでは再現性が低くなってしまいます。毎回パターの芯でボールを捉えるのであれば、手先は余計な動きをしないことが理想です。
「二の腕」を意識!
体全体の意識を強めるには「二の腕」に意識を働かせ、ストローク中は体から離れないようにテンションをかけてください。意識が「二の腕」にあれば、ヒジから先の余計な動きはセーブできます。
仮想の壁に「お尻」を付けたまま!
パッティングを安定させるには、必要以上に軸を動かさないことも大切です。プロのパッティングを見ていると、打ち終わった後も顔は下を向いたまま微動だにしないシーンを見たことがあるはずです。
特に下半身が動くプロゴルファーは皆無と言ってもよいほど。私も背中側に仮想の「壁」をイメージし、そこにずっとお尻を付けている感覚を持っています。”絶対にお尻は離さない”と覚えておいてください。