“ティショット打つ前、これだけは…!” 笹原優美
ドライバーショットをレスキュー!
今回から全6回にわたり、TPD単年登録者としてツアー参戦中の笹原優美プロのレッスンがスタート。テーマは「ドライバーの飛距離&安定感アップ」。正確性と飛距離を両立するドライバーショットが手に入れば、スコアアップも間違いなし。そこで、「得意クラブはドライバー。曲がらないのが持ち味」という笹原プロに飛距離&方向性アップのコツを伝授してもらう。
笹原優美(ささはら・ゆみ)
1992年8月4日生まれ、東京都練馬区出身。父の勧めで11歳からゴルフを始め、高校はゴルフ部のある法政大高校に進学。和田泰朗コーチに師事し、ゴルフに対する考え方を変える。2010年は「日本ジュニア」、翌11年には「日本アマ」に出場。今季はQTランキング61位を利用してツアー参戦中
アドレスでの注意点を伝授!
【アマチュアゴルファーの悩み】
「グリップの握り方やアドレス、ティアップの高さなど、プロが気をつけていることを教えてください」。
ティショットに限らずショットはすべて、いかに正しくアドレスできるかが鍵となります。「静」から「動」へと動き出す前の動き、プロとアマの力の差は関係なく、基本を踏まえることがナイスショットへのファースト・ステップとなります。今回は私が意識しているアドレスでの注意点をお話します。
グリップは極端でなければOK!
まずはグリップですが、「左手のナックルが何個見えるか?」など、細かな基準は設けていません。気をつけているのは極端にフックやウィークにならないこと。いまどきの大型ヘッドのドライバーを使いこなすには、積極的に手首をローテーションさせる必要はないので、自然な形で自然な強さで握ることが重要となります。
左手の「親指」で重さを感じる!
チェックポイントは、トップで左手の「親指」にクラブの「重さ」を感じられること。これがスイングの切り返しでタイミングを取るのに重要な要素となります。適度な力感で握っていないと、クラブの「重さ」を感じることができないからです。
「手のひら」全体で握る!
トップでの「親指」の位置を注意するだけで、グリップは明らかに改善されます。ただし必要以上に手首を使わないよう、握る際は指ではなく手のひら全体で握ることを忘れないでください。