“FWとUT、変える所と変えない所” 井上莉花
FWとUTの苦手意識をレスキュー!
今回から6回に渡り、若手注目の井上莉花プロのレッスンがスタート。テーマは、「フェアウェイウッド(以下FW)&ユーティリティ(以下UT)を得意クラブにするレッスン」だ。FWとUTは思い通りの飛距離、方向に打つことができればスコアメイクの大きな武器となる。ミスを減らして苦手意識をなくし、自分のものにする井上流・使いこなし術を学んでいこう。
井上莉花(いのうえ・りか)
1993年11月24日生まれ、茨城県水戸市出身。10歳のとき父親の勧めでゴルフを始め、高校時代は新設したばかりのゴルフ部に入部し、わずか創部2年目でインターハイに出場。現在は山本幸路プロを師事し、兵庫県にある「エスブランドゴルフアカデミー」で腕を磨く。昨年QTランク143位の資格で今季ツアーに参戦中
意外と多いFW&UTの悩み…
【アマチュアゴルファーの悩み】
「FWは球が上がらず、ボールは右に。UTは逆に左にミスしてしまいます。どうすればよいですか?」
上手く打てれば飛距離を稼げるFWとUT。ですが意外と苦手意識を持っている人は多いようです。得意クラブにするために基本からおさらいしていきましょう。
手は必ず「左太もも」の内側!
まずはアドレスです。ポイントはグリップを握っている手元の位置。私は全番手共通して左太ももの内側にセットすることを心掛けています。クラブが長くなるほど体の外側に外れてしまったり、逆に体の中心まで持ってきてしまったりする場合があります。ミート率を上げるためには、クラブの長さに関わらず全ての番手で手元の位置を徹底しましょう。
FWは「左足カカト前」、UTは「真ん中」
次にボール位置。FWのアドレスは、肩幅よりややスタンス幅を広げて立ちます。ボール位置は左足カカトのやや内側にセット。左太ももの内側に置いた手元の延長線上にボールを置いてください。一方、UTの場合はFWよりもやや足幅を狭め、両足の真ん中にボールを置きます。手元の位置はFWと同じですので、ややハンドファーストの形になるように構えましょう。