確実に寄せワン! 転がしアプローチ 兼岩美奈
2015/11/04 09:00
ラクに寄せたいなら、「転がし」がベスト!
【アマチュアゴルファーの悩み】
「転がしのアプローチは簡単と言われたのですが、トップやダフリが出てしまいます。どうすれば安定して転がせますか?」
確かにふわっと上げるロブショットより、転がしたほうが楽にピンに近づけることができます。キャリーのみで思い通りの距離を打つとなると、イメージした出球の高さやスピンコントロールが必要となるからです。その点、ランのみの転がすアプローチは、方向性と距離感だけに集中することができます。
SWは× 基本はPW
では、転がしで重要なポイントを紹介していきましょう。
まずはクラブ選びです。転がす時の基本は、ピッチングウェッジか52度のウェッジ。サンドウェッジを使わず、なるべくロフトが立ったものを使用すること。2段グリーンや上り傾斜のシチュエーションでは、8番アイアンを持つこともあります。
「直線的」にヘッドを動かす!
次に振り方について。私はパッティングと同じイメージで振っていきます。軌道はテークバックからフォローまで、まっすぐ引いてまっすぐ出す直線的にヘッドを動かすイメージです。
絶対「手」は返さない!
特に手首はロックし、ハンドファーストを保ったまま振っていきます。フルショットのように手を返してしまうと引っかけのミスにつながるので注意しましょう。
「手首」の角度をキープ!
私はアドレスで作った手首の角度を保ったまま振るように心がけています。フォローは小さく低く出すように意識すると、手首の角度をキープしやすくなりますよ。
空手の「突き」をイメージする
下半身は、「足踏み」するようなイメージ。テークバックでは右足、インパクトからフォローにかけては左足に意識を持ちます。空手でいう「突き」を出すときの下半身の動きに近いかもしれません。股関節を積極的に動かし、リズムを取るのがポイントです。