女子プロレスキュー!

“絶対スライス防止、これだけは…!” 中井美有

2016/03/30 09:00

【原因02/当てにいく】とは…?

ボールには腕の力しか伝わらない…

次は、ボールに当てにいく意識が引き起こすミス。ボールに当てにいく意識が強いと、右腕が積極的に動いてしまいます。右腕の動きすぎにより、右ワキが開いてしまうことでクラブがアウトサイドから下りやすくなってしまいます。

【“当てにいく”防止】 「右ワキ」を締める!

レッスン誌でよく出る“体との同調”とはこのこと

適度に右ワキが締まった状態が理想です。対策としては、右ワキにタオルやヘッドカバーを挟んでスイングする練習。ワキの締まりを意識しながら、上体で振り抜く練習を繰り返してみてください。

【“当てにいく”防止】 正しい「トップ位置」を掴む!

右ヒジが下を向く

注意点としては、この練習をするとスイングアークが小さくなってしまい、飛距離が落ちたり、気持ちよく振れなくなったりという症状に陥る点。そもそも右ワキが開いてしまう多くの方が、既にトップでワキが開いたり、反対に窮屈になりすぎたりと、トップのポジションが不安定で間違った腕の使い方をしています。つまりここでの練習のメリットは、ワキを締めることよりも、正しくクラブを下ろすことができるトップのポジションを覚えることが先決というわけです。

【“当てにいく”防止】 始動で「ややアウト」に上げる!

なるべくフェースを目標方向へ向けておく

そのために大切になるのが、スイング始動です。手首を使ってヘッドをヒョイッと上げるのではなく、アドレスでの手首の角度や体と手の位置関係を保ったまま、上体を回転させてクラブを上げてみてください。やや外側へ、ワイドに大きな弧を描くイメージを持つと、体全体で上げる感覚が掴みやすくなると思います。

【“当てにいく”防止】 「ヒジから先」は動かさない!

ドライバーでのコックは、意識的に作るものではない

また、ヒジから先はなるべく動かさないこと。手先でクラブを上げると、どうしても毎回同じポジションに上げることが不可能になります。上体や上腕でクラブをコントロールする意識を強く持ってください。上体や上腕であれば、クラブを持ち上げるだけで無意識にベストなトップのポジションにクラブが収まります。

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