力みをとる3つの準備運動♪ 大山亜由美
“練習場と同じように打つ”をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーMさんの悩み】
「コースだとどうしても練習場と同じようにスイングができません。いつもの力を発揮するにはどうしたらよいですか?」
【大山亜由美のレスキュー回答】
朝イチのティッショットや緊張する場面では、力みがスイングに悪影響を及ぼすことは少なくありません。そんなとき「脱力しよう」と思っても、なかなか力が抜けないのがゴルファー心理。こういうときに私が実践している、3つの準備運動をお伝えします。
【その1】“かかと”からジャ~ンプ!
一つ目は、その場で軽くジャンプすることです。緊張するとどうしても腕や首といった一部の筋肉にだけ力が入ってしまうもの。無駄に入っていた力を、全身を動かすことで解放してあげるのが狙いです。
ポイントは足裏全体、踵(かかと)まで着地させることです。ツマ先だけでジャンプしてしまうと、無意識に体を支えようと上半身に力が入った状態となり、逆効果となってしまうので注意しましょう!
【その2】アドレス前に「ギュッ!」
二つ目は、アドレスに入る前にグリップを一度、目いっぱい握ることです。少し痛くなるくらい意図的に両腕を締めつけることで、力を抜いた途端一気に力みが解放されます。その状態が、無駄な力のない理想的なグリップとなり、いつものようにスイングすることができるのです。
【その3】仕上げは“逆素振り”♪
最後は、利き腕とは逆のスイングで素振りをする運動。私は右利きなので、左利きのスイングで素振りをしています。ゴルフはバランスをとるスポーツ。右ばかり使っていると、左腕の動きが鈍ってしまい、スイング自体がバラバラに…。あくまでも左右均等に保つことが、緊張した場面でも普段通り体を正しく動かせる近道になるんです。
緊張した場面では、「力んではダメ」「力を抜こう」と頭の中でいろいろ考え込むより、まずは体を動かして準備運動をしてみてください♪
ジャンプ法の詳細は動画でCheck!!
取材協力/島津ゴルフ倶楽部
■ 大山亜由美(おおやま・あゆみ) プロフィール
1994年生まれ、鹿児島県出身。高校時代に出場した2011年の国体で2位に入るなど輝かしい経歴を持つ。2015年プロテスト合格。今季はステップアップツアーを主戦場にレギュラーツアーを目指す
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