女子プロレスキュー!

方向性を上げる裏技 大山亜由美

2017/04/23 18:00

“ドライバーショットの方向性”をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーKさんの悩み】
「ドライバーの飛距離が上がってきたのですが、方向性はよくありません。大きく曲がることもしばしば…。大事な場面で曲げないショットを打つには、どうしたらいいですか?」

大山亜由美のレスキュー回答】
実は、曲げないためのスイングというのは、答えがありません。プロでも常に悩んでいる部分です。今回は基本中の基本ですが、方向性を上げるために意識していることを2点ご紹介します。

【裏技.1】指3本分空けて短く持つ!

グリップエンドから指3本分が目安!

方向性を重視したいときは、クラブを短く持つことが効果的です。「短く持つと飛距離が落ちる」なんて思っている人は多いと思いますが、決してそんなことはありません。逆にミート率が高くなる分、飛距離アップする可能性が十分あります。

大振りしない意識が持てる

短く持つことで、大振りをしない意識を持てることもメリットです。人間は頭の中でいろいろ考えても、見たもの、感じたものに対して一番に反応する習性があります。グリップエンドから指3本分短く持ったグリップを見る。いつもよりちょっと握り心地が違うことを感じる。これにより、コンパクトに振ることを頭だけではなく体で確認できるのです。

【裏技.2】お腹に力を入れる!

方向性を上げるもうひとつのコツは、お腹に力を入れること。「スイング中、一番力を入れているのはどこ?」とよく聞かれますが、私はズバリ腹筋! お腹に力を入れて振ることは、スイングの緩み防止になります。

「腕<お腹」で、方向性を上げる!

お腹に意識を持つことで、腕への意識を減らすことが狙いです。「腕を使わないようにしよう」「力を入れないようにしよう」と意識すればするほど、腕には無駄な力が入ります。お腹をグッと引っ込めた状態で振り切ると、上体が起き上がったり、腕がしゃくり上がる動きを抑えられ、方向性をアップさせることができますよ♪

まとめは動画でCheck!!

取材協力/島津ゴルフ倶楽部

■ 大山亜由美(おおやま・あゆみ) プロフィール

1994年生まれ、鹿児島県出身。高校時代に出場した2011年の国体で2位に入るなど輝かしい経歴を持つ。2015年プロテスト合格。今季はステップアップツアーを主戦場にレギュラーツアーを目指す

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