女子プロレスキュー!

フェアウェイウッドで高さが出ないときは? 村田理沙

2017/10/16 17:00

「球が上がらないフェアウェイウッド」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーXさんの悩み】
「フェアウェイウッド(以下、FW)でどうしても球が低く出てしまいます。適度な高さを出してボールを遠くに飛ばしたいのですが、どうしたら良いですか?」

村田理沙のレスキュー回答】
FWは芝の上からボールを打つクラブの中で一番長さがあり、ロフトが立っているため、もともと球を上げにくいクラブです。球が低く出る原因は、その難しいクラブでボールを上げたいという気持ちが強くなりすぎて、打ち急いでしまうことです。

1. 低く出る原因は「スイングテンポ」

FWで高さが出ないという人は、テンポが速くなっていることが考えられます。テンポが速くなると、体は前に(飛球線方向に)突っ込み、しっかりボールをとらえることができなくなってしまいます。

2. 「切り返し」で“間”をつくる!

ボールの高さを出したいと思うと、アマチュアゴルファーの皆さんはスイングプレーンやヘッド軌道に注目するかもしれません。でも、意外かもしれませんが、「切り返し」の“間”で克服できるのです。

3. 「掛け声」を口にする

適度な“間”をつくるには、アドレス前の素振りからテンポを意識して、動きに合わせて「イチ、ニー、サンッ」と掛け声を口に出すことが効果的です。体は頭で思い描くだけではイメージ通りに反応してくれません。口に出すことで、思い通りの動きに近づけられるのです。

4. トップで一瞬「ストップ」する

また適度な“間”をつくった後に、下半身から切り返すことも重要です。ですが、下半身を積極的に動かそうとしたり、腰の回転を速めたりすると、余計スイングが壊れてしまいます。

おすすめはトップで一瞬だけ全身を止めるイメージを持つことです。切り返すタイミングで、一瞬全身をストップしてみてください。不思議と上半身から動かずに下半身始動となり、FWでも適度な高さの強いボールが打てるようになりますよ♪

【今回のまとめ】「球が上がらないFW」をレスキュー♪

・素振りからテンポの目安を口にする
・トップで一瞬体を止める

村田理沙(むらた・りさ)
1995年生まれ、東京都出身。祖父母と練習場に行ったことがきっかけでゴルフを始め、山梨学院大学在学中の2015年「グアム知事杯」で優勝。16年にプロテスト合格。父親がアメリカ人、母親が日本人のハーフ美女ゴルファーとしても注目される。

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