パットに「持ち球」があるの知ってた?ドロー打ちはスライスラインを浅めに【青木瀬令奈のThe Putting World#6】
女子ツアーで一、二を争うパット名手・青木瀬令奈によるパッティング技術連載「The Putting World」。パッティングの考え方、ストロークのコツ、ラインの読み方、距離感の出し方など、彼女の頭の中、その世界観をじっくりとひも解いていきます。第6回は持ち球のハナシ。
目次
- パッティングに持ち球が存在する
- 持ち球に応じたライン読み
- 持ち球をいかしてラインを作る
- 最後にお手本のストロークをご覧ください
パッティングに持ち球が存在する
ショットと同じようにパットでも持ち球があります。フィッティングなどを受けてデータを計測するとより分かりやすいですが、どんなゴルファーでも、フック回転かスライス回転か、どちらかの回転が多く入ります。私の場合はフック回転が強いので、持ち球はドローです。ボールが出てから30cmぐらいまでの回転を測って持ち球を把握しておくのは、パット数を減らすためのカギになると思います。
持ち球に応じたライン読み
フック回転(ドロー)が持ち球の人はスライス回転が切れにくい。ですからスライスラインの場合は少し浅く読みます。一方でフックラインのほうは切れやすいので、深く読んだ方がいいと思います。実際、私のように持ち球がドローの人は、スライスラインがどれくらい切れるかが分かりにくいものです。私の場合は、スライスラインの時は、左打ちで構えて素振りをします。そうすることで、(左打ちの)ドローのイメージが出るので、ラインがどれぐらい切れるかが分かりやすくなります。※持ち球がスライス(フェード)の人は全て逆に考えてください
持ち球をいかしてラインを作る
スライスにもフックにもどっちにも見える難しいラインがたまにありますよね。そんな時は持ち球をいかして、自分でラインを作っていきます。私の場合はドローが持ち球なので、右を向いて球をつかまえて(ドロー)決め打ちします。そのほうがカップの入り口が広くなるので、入る確率は上がると思います。
最後にお手本のストロークをご覧ください
■ 青木瀬令奈 プロフィール
7歳で競技を始め、2008年「全国高校選手権」で優勝。11年のプロテストに合格。15年から女子プロの大西葵の兄・大西翔太氏がコーチ兼キャディとなり、飛距離アップに成功。17年「ヨネックスレディス」でツアー初優勝。20年に選手の取りまとめ役となるプレーヤーズ委員長に就任。23年「大王製紙エリエールレディス」で5勝目。24年の11月には両足の種子骨を骨折し、25年は痛みと戦いながらのプレーを送りながらも、年間レースを37位で終えた。グリーン上のパフォーマンスに定評があり、その技術は女子ツアーでも一級品。教えを乞う選手も多い。
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