小学校4年生から続けるクロスハンドグリップの利点とは【青木瀬令奈のThe Putting World#7】
女子ツアーでも1,2位を争うパット名手・青木瀬令奈によるパッティング技術連載「The Putting World」。パッティングの考え方、ストロークのコツ、ラインの読み方、距離感の出し方など、彼女の頭の中、その世界観をじっくりとひも解いていきます。第7回はグリップのハナシ(前編)。
目次
- 左利きにはクロスハンドが合っていた
- 順手グリップだとヘッドが少し垂れる
- 最初は球が強く出るから気をつけて
- クロスハンドグリップのお手本ストローク
左利きにはクロスハンドが合っていた
クロスハンドは小学校4年生のときからです。当時、同世代でいちばん上手かった子がクロスハンドで打っていて、「なんだあのグリップは?」と衝撃を受けたのを覚えています。そこからいろんな人のグリップを研究して、「パットのグリップってなんでもいいんだ」となり、順手からクロスに変えました。もともと自分は利き目も左ですし、投げるのも蹴るのも左だったので、左手主導のクロスハンドは自分には合っていました。
順手グリップだとヘッドが少し垂れる
(右打ちの場合)ゴルフは右から左にボールを運ぶ競技です。右手が下になる順手グリップだと、手首が折れる動作が入りやすい。そうなるとインパクト間際でヘッドが垂れてきます。一方で左手が下になるクロスハンドだと、手首の動きが抑制されて、インパクトが安定してきます。結果、インパクト時のロフトも安定するので、転がりのいい球が打てます。
最初は球が強く出るから気をつけて
いちばん最初にクロスハンドを練習したときは、球がすごく強く出ました。今まで順手でしか握っていなくて、初めてクロスハンドにトライする方は、球が強く出る可能性があるのは頭に入れておいたほうがいいと思います。
クロスハンドグリップのお手本ストローク
■ 青木瀬令奈 プロフィール
7歳で競技を始め、2008年「全国高校選手権」で優勝。11年のプロテストに合格。15年から女子プロの大西葵の兄・大西翔太氏がコーチ兼キャディとなり、飛距離アップに成功。17年「ヨネックスレディス」でツアー初優勝。20年に選手の取りまとめ役となるプレーヤーズ委員長に就任。23年「大王製紙エリエールレディス」で5勝目。24年の11月には両足の種子骨を骨折し、25年は痛みと戦いながらのプレーを送りながらも、年間レースを37位で終えた。グリーン上のパフォーマンスに定評があり、その技術は女子ツアーでも一級品。教えを乞う選手も多い。
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