【WORLD】ハイブリッドで安定したショットを打つために by ブッチ・ハーモン
私のベストアドバイス
ハイブリッドが出はじめてから10年以上が過ぎ、一般的なミスを見分けるのも簡単になった。最も大きなミスは、いまだに多くのプレーヤーがハイブリッドをバッグに入れていないこと。コースで3番アイアンや4番アイアンを打とうと思っているなら、あなたはクレージーだ。ユーティリティは、安定したコンタクトができ、ボールを簡単に上げることができるように設計されているのだ。
ユーティリティでボールを打つ時に、多くのゴルファーはボールを左に出してセットアップしている(写真右)。クラブヘッドを見て、ウッドのようにボールを払い打たなければならないと考えているのだろう。しかし、これは間違った考え方だ。ハイブリッドは、5番アイアンでのスイングのように、クラブを振り下ろしながら打つべきなのだ。しっかりと打ち込んでいることがわかるという意味で、インパクト後にディボットを取ることも良いアイデアと言える。ボールを左足かかとの内側、シャツの左胸のロゴの真下に置いてみよう(写真左)。セットアップ時に、クラブフェースのロフトがロングアイアンを打つときよりも見えるはずだ。これはハイブリッドのデザインのその他の利点でもある。ロフトが見えることによって、ナイスショットする自信を与えるのだ。そして、もしミスショットしたとしても、ハイブリッドのワイドソールと低重心がミスを最小限にしてくれるだろう。私を信じて、ハイブリッドを持つべきなのだ。
ブッチの基本
アイアンでのダフりは、ダウンスイングで体重が左サイドに移動しないことで起こる。体重が右に残ったままだから、最初に地面を叩くのだ。
左足下がりで練習してみよう。そうすれば、左サイドへの体重移動をすぐに学ぶことができるだろう。さもなければ、待っているのはダフりだ。
PHOTOGRAPHS BY / J.D. CUBAN
米国ゴルフダイジェスト社提携
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■ ブッチ・ハーモン プロフィール
1943年、米国ミシガン州デトロイト生まれ。
タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、アダム・スコットなど多くのトッププロのコーチを歴任した名トレーナー。ネバダ州ヘンダーソンのリオ・セッコでブッチ・ハーモン・スクール・オブ・ゴルフを経営している。