一歩上の実戦テクニック

低く出してキュキュッと止める「スピンアプローチ」 大西翔太

2023/02/17 11:50

本格的なゴルフシーズンに向けてしっかり練習を積めるこの季節。ラウンド中に起きるトラブルや、いざというときに実践できる技術的なショットを身につけておきたい。いくつかのシチュエーションをピックアップし、ツアープロコーチの大西翔太氏に打ち方を解説してもらった。

「スピンアプローチ」の打ち方

プロみたいなアプローチが打ちたい!

今回は、花道からプロのように低く打ち出してキュキュッと止まる「スピンアプローチ」の打ち方を教えてもらう。

目次

  • 1.両足の間を靴1足分空ける
  • 2.ボールは右足つま先の前に
  • 3.フォローでトウが真上を向くように意識
  • スピンアプローチの打ち方を動画で解説
  • 【今回のまとめ】スピンアプローチの打ち方

1.両足の間を靴1足分空ける

スタンスは広すぎても狭すぎてもダメ

スタンスは広すぎても狭すぎてもダメです。両足の間が靴1足分空くぐらいがちょうどよく、適度な下半身のキープと体重移動につながります。

2.ボールは右足つま先の前に

自然なハンドファーストに

スピンをかけたい時は、ボールを右足つま先の前に置きます。そうすることで、アドレスでややハンドファーストの形になって、低く打ち出す準備ができます。

3.フォローでトウが真上を向くように意識

トウは上向き。開いても閉じ過ぎてもダメ

アマチュアはフェース面を変えないように打とうと意識し過ぎて、結果的にフェースが開いてしまう人が多い。それだとフェースにボールが乗る時間が短く、スピンはかかりにくいです。フォローでトウが真上を向くように意識することで、ボールがフェースに乗る時間が長くなり、球がつかまってスピンの効いたドロー回転のアプローチを打つことができます。

スピンアプローチの打ち方を動画で解説

【今回のまとめ】スピンアプローチの打ち方

「スピンアプローチ」の打ち方

・スタンスは両足の間に靴1足分
・ボール位置は右足つま先の前
・フォローでトウが真上を向くように意識

打ち方を覚えてしまえば簡単に打てますので、ぜひ真似してみてください!

■ 大西翔太(おおにし・しょうた) プロフィール

1992年生まれ、千葉県出身。青木瀬令奈のコーチ兼キャディを務め、初優勝を含む現在の活躍に大きく貢献。ジュニア育成にも力を入れる人気ティーチングプロとして、多くのメディアで活躍中。確立されたゴルフ理論と分かりやすい指導で、アマチュアからも多くの支持を得る。

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