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グリップサイズで球筋が変わる?

2021/04/06 11:45
細いものから太いものまで様々なグリップサイズがある

本格的なゴルフシーズンの到来に向けて、調整がおろそかになりがちなグリップについて考察するシリーズの第2回。ツアープロコーチの堀尾研仁氏による解説をもとに、今回はグリップサイズが球筋に及ぼす傾向を紹介する。

スイングタイプにより適正サイズが異なる

堀尾氏はまず、手のサイズに対して細いグリップにした場合、「リストコックやフェースターンがしやすく、ヘッドが扱いやすくなると思います」とメリットを挙げた。フェースを返しやすいぶんボールをつかまえやすくなり、例えばフェースの開閉を使うスイングタイプには細めのグリップが合いやすい、といえる。

一方で、太いグリップはリストターンを抑えるメリットがあり、「インパクトでフェースを返し過ぎて左に行きやすい人には、チーピンなどのミスが出にくくなるかもしれません」と引っかけ防止の効果を予想。対して、インパクトでフェースが開き気味に入るタイプには、「ボールがつかまりにくくなって右に出やすくなる可能性がある」という。

また、もともとフェースの開閉を使いすぎず、適正の範囲内に収まっているスイングタイプには、太めのグリップを装着しても「そこまでスイングに影響は出ないのではと思います」と推測した。

海外メーカーのグリップサイズは日本人に合う?

市販ドライバーの装着グリップには日本と海外の製造メーカーが混在するが、そのサイズに違いはないのだろうか? 実は海外メーカーのグリップは日本人にとって太めなのでは…などと気になり、日本で多くのシェアを持つ米グリップメーカー『ゴルフプライド』に問い合わせたところ、世界的にほぼ同じサイズ(グローブサイズ23cm前後)で統一されているのだという。前述のような心配は無用のようだ。

海外メーカーのグリップは日本の市販クラブにも多く標準装着されている

なお、同社担当によると、日本のマーケットではミッドサイズ(標準よりも太い)の需要が増加しているという。手のサイズを基準のひとつにすることと合わせ、「スイングタイプなどの要素も絡んでくるので、いろいろな部分を合わせた上で判断していただければと思います」と推奨した。

次回(最終回)は堀尾氏が推奨する、手のサイズに合わせたグリップの選び方を紹介する。

■ 堀尾研仁 プロフィール

1971年4月16日生まれ。デビッド・レッドベターに師事し、2002年よりツアープロの帯同コーチとして活動開始。翌03年に田島創志、04年に高橋竜彦のコーチに就き、2選手の初優勝に貢献。16年は塚田陽亮が日本ゴルフツアー選手権で優勝。現在は多数のツアープロのコーチを行う傍ら「KEN HORIO GOLF ACADEMY」を主宰。アマチュアへのレッスンを精力的に行っている。

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