両ひじが曲がっていないか? 見るだけでフェアウェイウッドが当たる45秒間
動画を見るだけでデキる【Lesson.4 FWのチョロ防止】
芝の上から打つクラブでシャフトが最も長く、確実にミートするのが難しいフェアウェイウッド(以下FW)。アベレージゴルファーの「「球が上がらない」「チョロばかり」などの悩める声に応え、人気YouTuberプロ・てらゆー氏が、プロや上級者の見るべきポイントを指南する。スイングリズムに合わせたオリジナル曲とともに、FWのミスを防ぐべきポイントを盛り込んだショート動画をチェックしよう!
【ここを見るべき.1】インパクトで両ひじが伸びているか
FWでボールの頭(上半分)を叩くチョロが出たときに考えられる要因は、インパクト時に両ひじが曲がっている点です。ボールに当てる意識が強すぎて腕に力が入ると、ひじが引けてしまうためにチョロが出やすくなります。筋肉は力を入れれば入れるほど収縮する特性があり、重要な局面で関節が曲がりやすくなる傾向にあります。
防止策としては、両腕には無駄な力を入れず、アドレス時から脱力すること。見るべきポイントはインパクトの瞬間です。両ひじがしっかり伸びているかをチェックしましょう。まばたきをしていたら見落としてしまうほどの一瞬ではありますが、初めから腕のみに注目したり、スロー再生で確認することをおすすめします。
【ここを見るべき.2】左足の股関節に体重を乗せているか
ふたつ目のポイントはフィニッシュです。ロフト角が比較的立っているFWは、弾道が上がりにくく設定されていますが、アベレージゴルファーはどうしても必要以上に上げたくなるため、フィニッシュで体重が右足に残りやすい。右足の股関節に体重を残してしまうと、ボールの頭を叩くようなミスが起こりやすくなります。
見るべきポイントは、フィニッシュでしっかり体重が左足に乗せられているか。ボールに当てることよりも、体重を左足に乗せることに集中してください。ボールへの意識を減らすことが、逆にヘッド軌道を安定させ、ミート率を向上させます。特にFWの場合は、「当てたい」「上げたい」という意識は禁物です。
【まとめ】チョロを防ぐ2つのポイント
・インパクトで両ひじが伸びている?
・フィニッシュで左足の股関節に体重を乗せている?
FWでのセカンドショットがチョロした場合、スコア的なダメージだけではなく精神的なダメージも大きいものです。ナイスショットを目指すよりも、ミスの度合いを最低限に抑え、前に進むことを優先させるべき。今回紹介した2つのポイントを押さえて、スイングの再現性が高まるように練習しましょう。
【BGMイメージ】クリスマスソングの定番曲と同じテンポ
「KT Island 120」 作曲:矢堀孝一
ゴルフのスイングテンポを研究するプロギタリストの矢堀孝一氏がBGMを担当。ティーチングプロの植村啓太氏協力のもと、ドライバーの平均的な速さである120bpmのテンポで制作した曲を採用。てらゆー氏のFWショットに合わせて選曲したため、アベレージゴルファーにはやや速い曲調とのこと。
<似たリズムパターンのヒット曲>
・稲垣潤一「クリスマスキャロルの頃には」
・King Gnu「どろん」「小さな惑星」
・B'z「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」
・Mr.Children「innocent world」
・ボン・ジョヴィ「It's My Life」
撮影協力:GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス
■ てらゆー プロフィール
登録者数40万人を超える人気YouTubeチャンネル「Tera-you-golf」を運営するティーチングプロ。サングラスにマスクという怪しげなスタイルで展開されるレッスン動画は、斬新かつ分かりやすいと評判。
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