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ドライバーの体重配分は?「左6」対「右4」がボクの正解!【清水大成のパワーフェードLESSON】

2025/12/18 07:00

ことし5月の「日本プロゴルフ選手権」では、生源寺龍憲とのプレーオフに競り勝ち、悲願の初優勝を果たした清水大成。今季はトップ10回数も3回と活躍し、賞金ランキングを20位で終えた。彼の魅力は何といってもその300ydを超えるフェードボールのドライバーショットだろう。どんなイメージで打っているのか、スイングについて本人に解説してもらった。

【POINT-1】6:4の左足体重で構えて、右に体重を残さない

左足の股関節で上半身を支える

アドレスはやや左足体重。左足6:右足4くらいで構えます。以前は右足に体重が残って、左わきが空いてしまうミスがあったので、最初から左足に乗ったアドレスにしています。左足体重で構えるとインパクトでも左足に体重を乗せやすく、わきが締まったスイングになります。

【POINT-2】インに引かないように、ヘッドは常に胸の正面

手首の角度を変えないように胸を回す

テークバックでは手元が腰の高さにくるところまでは、胸のリードで真っすぐに上げます。手でクラブを上げようとすると腰の高さのあたりからインサイドに引いてしまいがち。腰の高さまでは胸の正面にヘッドがある状態をキープするのがポイントです。

【POINT-3】“トップを作ったこと”を意識してから腕を下ろす

下半身から動き出し、最後に腕が下りてくる

トップから切り返しに入るとき、下半身はすでに動き出していて、腕は打ち急ぎにならないようにトップをしっかり作ったことを確認してから下ろす。早いタイミングで腕から下ろそうとすると、手打ちになりやすいので注意しましょう。

【おすすめ練習法】踏み込み素振りで左に乗る感覚を養おう

バックスイングと同時に左足を上げ(左)しっかり踏み込んだ後にクラブを振って(右)左に乗る感覚を養う

アマチュアの皆さんはインパクトで右足に体重が残っていて、左に乗れていないケースが目立ちます。その結果、アッパー軌道になりすぎて打球が上がったり、大きなスライスになったりしやすい。まずは左足に乗るタイミングをつかむために足を動かして踏み込みながら素振りする練習がオススメです。


撮影:小林司