黒キャディバッグどう選ぶ?
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ティショットがフェアウェイバンカーにつかまり、グリーンまでの残り距離が170から180ヤードほど残っている状況。このようなピンチの場面で、あなたならどのクラブを選ぶだろう。距離を考えてフェアウェイウッド(以下、FW)、それとも、堅実にユーティリティ(以下、UT)? 今回も若手注目株・河野祐輝プロにお答えいただいた。
まずは平均90台アベレージゴルファーの意見を見ていこう。『FW』派23%(13人中3人)に対し、『UT』派が46%(13人中6人)と多い結果に。理由は「アイアンのように打ちたいから『UT』」(ゲン/51歳)、「『FW』だとチョロが出そう」(Mさん/45歳)など。
アベレージゴルファーは『UT』派が多かったが、河野祐輝プロの見解は果たして…!?
「グリーン周りの状況にも寄りますが、僕は安全を第一に、確実に1回でバンカーから脱出してグリーンの近くに運ぶことを最優先させています。そう考えると、ここで使うクラブは『UT』ではなく『FW』を選択しますね。
同じロフト角の『FW』と『UT』を持ってアドレスしてみると、ヘッド形状から、『UT』より『FW』のほうが自然とハンドファーストの度合いが緩まります。その分、『FW』のほうがロフト角があるように見えるはずです。フェアウェイバンカーからのショットは“ボールを上げたい”という意識が働きやすく、ミスの原因につながります。ロフト角が大きく見える『FW』は見た目の安心感があり、ナイスショットにつながりやすいのです。
また『FW』は『UT』よりもソールが広い形状をしています。ガードバンカーで使うサンドウェッジも同じようにソールが広いですよね。バンカーショットではアイアンよりもウェッジを選ぶように、やはりソールが広い『FW』のほうが『UT』よりもヘッドが砂に深く潜りにくいのです。
FWなら少しぐらい手前をダフっても、広いソールが砂に潜らず滑ってくれるので、最低でもバンカーからは脱出することができます。この難易度の高い状況では、なるべくやさしく打てるほうを選ぶべきです。『FW』を選択することで、精神的なプレッシャーからも解放されますよ。
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