運転中の横顔にオーラを
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今回のテーマは、普段打ちっぱなしで練習する際またはラウンドの日の朝ドライビングレンジで練習する際に、気になることから出題! 特にスイングの基軸となるアイアン練習で、ティアップをしたままボールを打つべきか? それとも人工芝のマットの上で打つべきか!? 今回も明快な解説でお馴染み・牧野裕プロに伺った。
平均90台ゴルファー調査では、圧倒的に『しない』派が多い結果に。理由は「コースでティショットする状況が少ないから」(Mさん/60歳)、「芝の上で打てるなら、ティアップでも打てると思っている」(昌さん/41歳)といったものが多かった。
アベレージゴルファーの意見は『しない』が多数派だったが、果たして牧野裕プロの見解は……!?(以下、牧野プロの解説)
「基本的にアイアンは地面に置かれたボールを打つクラブですが、正しいスイングを習得する方法として、実はティアップ練習は欠かせません。実際、私もティアップしたボールを打つ練習をよくやっています。
特に試合でアイアンの調子が悪いなと感じたとき、その後の練習ではティアップして打つことがあります。理由は、ボールを地面から浮かせることで、ミスがはっきり出るからです。ヘッドの入射角が鋭角過ぎればフェースの上側に当たりやすく、逆に下からあおり気味に入ると下側に当たりやすくなります。
ミスがはっきりと出ることで、スイングの修正がしやすいのです。上からでも下からでもなく、理想的なシャロー(緩やかな)軌道でインパクトし、フェースの芯に当てる。それがティアップ練習の目的なのです。
逆に人工芝のマットの上では、ソールが滑ってしまうことでミスショットしても結果は良く出てしまったりするものです。練習場だけでナイスショットを打ちたいという方には良いかも知れませんが、実際にコースに出て結果を求めるならティアップしたほうがより実戦的な練習法と言えますね。
また、試合のときはスタート前に軽い練習を行いますが、そのときにウォーミングアップも兼ねてアイアンのティアップ練習を行います。地面に直接置かれたボールは、クラブのソールが芝や地面に当たるので、抵抗に負けまいと自然とインパクトが強くなります。ラウンド直前の練習は体をほぐすのが目的なので、力みにつながるような強いインパクトはしたくない。ティアップしたボールはヘッドが気持ちよく抜けてくれるので、ウォーミングアップに最適なのです」。
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