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80台後半をキープしていただけあって、3年のブランクを感じさせないスイングですね。インパクトの瞬間のデータは、約1.2度のアッパブローで、約1.5度のアウトサイドイン。インサイドアウトが理想ですし、バックスピンが3500回転もあるのも気になるところ。2000回転くらいに抑えたいところです。
テークバックで気になるのは、シャフトラインよりも下にクラブが寝て上がっていることです。グリップのフェース向きは悪くありませんが、シャフトがこのように寝てしまうことでフェースが開き、外からクラブを下ろして掴まえるような、ループを描いています。インに上がってアウトから降りるループはダメ。やや外に上がってインから下り、フェースの開閉を抑えたスイングが、最近のプロの傾向です。というのも、現代のクラブは長尺化し、慣性モーメントが高く、クラブヘッドのターンを抑える形で進化しているからです。フェースを開いて戻す、今の平野さんの打ち方だと、もっと右に行って飛ばなくなってしまうと思いますよ。
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