黒キャディバッグどう選ぶ?
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2012/12/19
インパクトの瞬間のフェース角は平均11度。4度のインサイドアウトでインパクトしているので、その数字と同じくらいであれば、フェースとボールが正面衝突しているといえます。しかし、11度も開けばスライス回転がかかるし、バックスピン量も上がります。下半身のリードを意識しているということですが、やはり心配していた通り、大きな振り遅れが生じていて、そのせいでインパクトでスクエアに戻らなくなっているんです。
下半身は確かに上半身をリードします。しかし、正しいスイングができた結果、自然にリードされるものであって、意識的に下半身をリードさせようとすると、体の正面からクラブが外れて、どんどん振り遅れていくようになります。アマチュアゴルファーに大きな誤解を生じさせる一因が、インパクトの直前の分解写真です。その形をイメージして下半身のリードを作ろうとすると、必ずやりすぎてしまいます。その結果、クラブがどんどん置いてきぼりになって、スイングがバラバラになってしまいますよ!
ですから、今まで思い描いてきた下半身リードのイメージは、ここで一旦忘れてしまいましょう。北川さんのすべきことは、振り遅れがちだったインパクトのタイミングをリセットし、正しいインパクトの感覚を身につけることです。左腰から5センチくらい離したところにキャディバッグや椅子などを置いて、ダウンスイングで腰がそこに触れるようなタイミングで、インパクトするように練習してください。まずは、ショートアイアンから始めてみましょう。
ダウンスイングからインパクトに向かう際に、腰は回転しながら飛球線方向に少しスライドします。これがインパクトの実際のタイミングです。スライドするといっても、腰が左に突き出すような動きではなく、スムーズな回転をしながら、やや腰が左に動く程度です。ですから、左腰側に置いた障害物に強く当たるようならNG。腰が触れるか触れないかくらいに動く程度で、それがインパクトのタイミングになります。
腰のスライドにインパクトのタイミングを合わせることに意識を集中してください。故意に下半身をリードさせようとすれば、必ず振り遅れます。同様にタメを作ろうとしてもフェースが戻らず開く結果を招きますよ。感覚としては、トップから腰の捻じれが戻った瞬間には、もうインパクトを迎えている感じになります。そして、インパクトでクラブが体の回転を追い越し、それに引っ張られる形で、自然なフィニッシュを迎えます。
キャディバッグや椅子などを置いて、まずは、ショートアイアンでインパクトのタイミングをつかんでいきます。そこから、ミドルアイアン、フェアウェイウッド、ドライバーと徐々にクラブを長くして、タイミングを覚えていきましょう。長いクラブはそれだけでも振り遅れやすいのですが、すぐにタイミングがつかめてくると思います。腰が戻ると同時にインパクトする感覚を覚えると、これまで自分が思い描いてきたような、下半身リードの感じではなくなってくきます。しかし、ビデオで見るとちゃんと分解写真のようなリードをしていますよ。つまり、下半身のリードは意識して作るものではないんです。
「飛ばそうとすると、ボールが左右に散って、ドライバーの安定性が悪いことが、現在の悩みです。ミスはプッシュアウトが多くて、それを嫌うと引っ掛けが出るという状態です。ですから、コースでは左を向いて立つことが多いのですが、引っ掛けるとアウト。スイングは、プロの指導を受けており、最近は下半身のリードを意識して、スイングの改善に取り組んでいます」
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