男子ツアー再興を目指して―― 生まれ変わるメジャー「日本ゴルフツアー選手権」の挑戦
特別な体験とチャレンジを
BMWは、選手たちにも挑戦の場を提供する。優勝者にはDPワールドツアー「BMWインターナショナルオープン」（6月23日開幕、ドイツ）、来季PGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の出場権を付与。「英国で行われるDPワールドツアー『BMW PGA選手権』など、他にもスポンサードしている大会があるので、来年以降、さらに複数の出場機会を提供できる可能性もあるのかなと思っています」。大会を盛り上げる主役である選手たちのプレーにもより一層、力が入るはずだ。
ギャラリーに向けては、「BMWならではのプレミアムな体験を提供していきたい」という思いから、挑戦的にも映る価格帯の“VIPチケット”が設けられた。最高クラスのもてなしを受けられるのが、いずれも組数限定として販売する1組（2名）100万円の「BMW ULTIMATE VIP」と25万円の「BMW PREMIUM VIP」だ。専用駐車場やラウンジが用意されるほか、一流レストランとコラボしたコース料理を味わいながらの観戦が可能。さらに最終日の競技終了後は都内の高級ホテルに宿泊し、翌日にはBMWオーナーらが参加する宍戸での「BMW VIP アフター・トーナメント大会」が楽しめる。
また「ULTIMATE」には、8月に米デラウェア州で開催されるPGAツアー「BMW選手権」への招待が含まれるなど、従来のトーナメント観戦とは一線を画す内容。「そのほかにも3万円、1万5000円のプレミアムチケットを用意する予定です。その価値を感じていただける方に提供したいと思っています」。国内ツアーにはなかったものを取り入れられるのは、BMWが海外でさまざまなビッグトーナメントをスポンサードしてきたからこそだろう。
もちろん、一般のチケットで入場するギャラリーにも特別な体験が用意されている。国内ではおそらく初となる、トーナメント会場内での試乗イベント。試乗コースは1番ホールと練習場の間に設定されており、プレーが行われている間近で、優勝副賞の「BMW iX」など最新の電気自動車を試乗するプレミアムな体験ができる。
BMWが作り出すラグジュアリーな世界観に秘められた、野心的なプロジェクトへの情熱。第一歩である今年は、そんな独特の雰囲気が最も伝わってくる大会になるだろう。
会場に足を運べば、国内男子ツアーの未来像が見えてくるとともに、伝統をベースに常に革新的な技術に挑戦してきたBMWの姿勢を肌で感じることができるはずだ。
