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ダンロップ特集
2022/09/02

「人気NO.1ブランド」の新たな挑戦と原点回帰 プロとアマに“やさしさ”を提供する

連載:革新し続ける“NO.1人気”を誇るギアの軌跡

1Wの安定性に定評があるプロが続々投入

「ゼクシオ」の新たな挑戦と原点回帰 長年ツアー担当を務める松栄は、1Wに定評あるプロが乗り換えることに驚きがあったと話す(撮影:グラン沼田侑悟)
長年ツアー担当を務める松栄は、1Wに定評あるプロが乗り換えることに驚きがあったと話す(撮影:グラン沼田侑悟)

住友ゴム工業で長年ツアー担当を務める松栄圭一郎(敬称略、以下同)は「新しいモデルはすべて紹介するのですが、長い付き合いなので、選手の好みは大体把握し、どんなクラブを選ぶかは分かります。ただ、今回の『ゼクシオ エックス』については、意外な選手も乗り換えを希望したので少し驚きました」と話す。

その代表格が、米国女子ツアーを主戦場にする畑岡奈紗。「ゼクシオ エックス」を使用する今季は、高いフェアウェイキープ率を維持し、平均飛距離を約5ヤード以上伸ばすことに成功している。国内女子ツアーで計測が始まった2017年からフェアウェイキープ率1位を継続する酒井美紀や、初優勝に迫る活躍を見せている菅沼菜々もチェンジした。

「プロからは、アッと思ったときにラフまで行かずに止まっていた、という声を聞きます。よりミスヒットに強いことが選ばれている要因だと思います」。ゼクシオのやさしさがツアーで再評価されているとういことだ。

“感覚派”の青木瀬令奈がほれ込んですぐに実践投入

「ゼクシオ」の新たな挑戦と原点回帰 最初から気に入ってくれた青木プロは微調整したクラブで優勝を飾っている(撮影:グラン沼田侑悟)
最初から気に入ってくれた青木プロは微調整したクラブで優勝を飾っている(撮影:グラン沼田侑悟)

もちろん、以前からのゼクシオユーザーも最新モデルへと乗り換えている。青木瀬令奈は試作段階の最初のテストから、「いつから使えるんですか?」と投入を心待ちにしていたという。

「ファーストインプレッションの時は、青木プロに合わせたスペックのクラブを用意できておらず、かなり重いクラブバランスでのテストでした。それでも、良い結果が出ていたので驚いていました。クラブに対して“感覚派”で、厳しいところもある選手なのですが、その印象が強かったのか、最終調整もロフトの微調整ぐらいで、いつもよりスムーズに変更できました」

青木が実戦投入する際は、最後に地面から直接打つ“直ドラ”のテストをしている。ドライバーはティアップして打つことを前提に作られていて、地面から打てば、当然ながら芯よりも下に当たる。直ドラで良い球が出るということは、芯が広く、ミスヒットに強い証明ともいえるだろう。そのテストも無事にクリアし、トーナメントの試合に投入。今季は7月の「資生堂 レディスオープン」で見事、優勝を飾った。

より多くの層が「ゼクシオ」のやさしさを武器にできる

「ゼクシオ」の新たな挑戦と原点回帰 ツアーバスの中で作業する松栄。「ゼクシオ エックス」の登場で選択肢が広がったことがうれしいと話す(画像提供:ダンロップスポーツ)
ツアーバスの中で作業する松栄。「ゼクシオ エックス」の登場で選択肢が広がったことがうれしいと話す(画像提供:ダンロップスポーツ)

「ゼクシオ エックス」のツアー使用率が高まっている要因としてもう一つ挙げられるのは、試作の段階で寄せられたプロの要望に応えている点だ。

「ゼクシオのつかまりの良さは、プロにとっては時に『つかまり過ぎる』『左に行きやすい』となることもあります。ツアーモデルではフェースの見え方やライ角などを微調整し、性能面でも見た目でも、選手に合わせたつかまりにしています」。ツアーで戦う選手たちから得られる情報に敏感に反応し、対応してきたことも選ばれる理由になっている。

「アイアンでは以前、『ゼクシオ フォージド』というモデルを選ぶ選手も多くいました。ドライバーも含めてプロにより受け入れられるようになり、プロにとっても、クラブを提供する我々にとっても、選択肢が広がったことはうれしく思っています」

「ゼクシオ エックス」がややハードに感じるアマチュアゴルファーには、スタンダードモデルの「ゼクシオ 12」を手にできる選択肢がある。プロにとっても、アマチュアにとってもやさしい。12代目「ゼクシオ」シリーズは、ゼクシオが本来持っていたそんなイメージを取り戻すターニングポイントになりそうだ。

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