ルール不適合の威力を実感できる!NEW SUPER egg 480 ドライバー
【ミヤG】
プロギアのegg(エッグ)シリーズから登場した高反発ドライバーは、480ccという大型ヘッドにルール不適合の高反発フェースが備わっているモデル。構えてみると、やっぱりヘッドがデカイ!
【ツルさん】
クラブ長は45.5インチと、今どきのドライバーとしては標準的。けれど、ヘッドが大きいからドライバー自体が短く見えます(笑)。今回の試打計測には、ボールもルール不適合の高反発モデル「NEW SUPER egg ボール」を使用します。では、ミヤGから打ってみてください!
【ミヤG】
まず、打音にビックリ! 耳をつんざくような金属音がして、室内試打だと余計に音が反響して耳が痛い(笑)。でも、めちゃ飛んでいます!!これがルール不適合クラブの威力なんですなぁ。
【ツルさん】
ミヤGの弾道測定数値を見ると、普段よりもあきらかにボール初速が出ていますよね。メーカーの資料によると、ヘッドスピード37m/sのテスターが「NEW SUPER egg 480 ドライバー」と高反発ボールを組み合わせて使うと、飛距離が27.2ヤードも伸びたそうです。
【ミヤG】
僕が打っても飛距離が20ヤードぐらい伸びました。じゃあ、ツルさんがフルスイングしたら、夢の300ヤードを飛ばせちゃう?
【ツルさん】
それがダメなんですよ。このドライバーは、ヘッドスピード43m/s以上で打たないように注意喚起されています。フェースの肉厚を薄くすることで高反発にしてあるので、強くインパクトするとフェースが破損してしまう恐れがあります。それに、そもそもこういった高反発ドライバーは300ヤードを飛ばすためのクラブじゃないですよ。
【ミヤG】
な~んだ。つまらない(笑)
【ツルさん】
パー4のホールでどうしても2オンできなくなったという人が、プライベートなラウンドでゴルフを楽しむためのドライバーです。加齢とともにゴルフがつまらなくなった人にとっては、魔法の杖のようなクラブになるでしょうね。
【ミヤG】
スイートエリアが広いし、低スピン弾道を打ちやすいヘッドです。フェースの高反発性能だけじゃなく、他の要素でも飛ばしやすく作られているように感じました。
【ツルさん】
ヘッド形状もキレイですし、直線的な弾道で飛ばしやすい性能です。金属的な打音は少し耳障りですが、いかにも飛んでそうなフィーリングが得られるともいえます。イレギュラーなクラブですが、うまく作られていますよね。
■ 試打したクラブのスペック
プロギア NEW SUPER egg 480 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:プロギアオリジナル ●フレックス:M-40(SR)
■ マイクラブ情報
ミヤG:テーラーメイド M5 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:KUROKAGE TM5 2019 ●フレックス:S
ツルさん:テーラーメイド M2 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Fire Express TP-V NX 75 ●フレックス:S
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。